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2020.08.17

ブログ

ゆり組〜戸外での過ごし方〜

猛暑が続いておりますが、子どもたちは暑さにも負けず元気に戸外で遊んでいます。

今回は、戸外遊びの大切さをゆり組の活動を通してお伝えしていこうと思います。

戸外では自然に触れたり、園外の空気を吸ったり、体をのびのびと動かすことで開放的な気持ちになります。そして、さまざまな経験をつむことで五感に刺激を与えることができます。そして様々な気づきが子ども達から生まれてきます。

 

 

最近は水遊びをする姿が多く見られます。最初の頃は水遊びに抵抗を感じてなかなか触れようとしなかった子もいます。

以上児のお姉さんお兄さんがダイナミックに水遊びをしている姿を見て少しずつ興味を持ち始めたようです。

今では水を溜めたタライの中に入り、夏を満喫しています。ここで同じタライに入る事で接近・共有が生まれています。

逆に濡れるのが苦手な子には少し離れた場所に少量の水を入れたバケツを持っていくと、少人数だったからか苦手な子たちも水に興味をもちだし、指をつけてみたり手のひら全体で水の感触を味わっていました。全てにおいて好きだったり苦手だったりと個人差があると思うので、一人ひとりにあった環境を整えてあげることが大切なのだと感じました。

先日、水の中に少しのお湯を入れてぬるま湯を作って様子を見ていると子どもたちから「あれ!あたたかいね!」「気持ちいいね!」という言葉が出てきました。

また、うめ組の頃から水や感触遊びが苦手なRくんがぬるま湯にしたタライに自ら近づいてきて、手で触れ、その後入ろうとする姿が見られました。

手から伝わる温度を感じとって言葉で温かいと伝えてくれたり、感触遊びを自らする姿、一人ひとりの成長を感じるひと時でした。

 

また子ども達の中には、水で濡れて泥になった地面に気付き「泥だ!」「ぷよぷよしているよ!」と大興奮で泥団子を作り始めました。

泥の上を足踏みしたり、全身で泥の感触を味わっている姿がとても生き生きして見えました。

その姿を見ながら、私たちも一緒に裸足になって子どもの目線にたち、同じ空間で楽しんで遊ぶことでより安心感を持っておもいっきり遊べるのではと思いました。

また、園庭にはセミの鳴き声も響き渡っています。

子ども達は鳴き声を頼りに築山に登ってセミがどこにいるか友達同士で見つけに行ったり、アメンボやトンボを見つけては友達と一緒に見たり、「毛虫がいるから気をつけてね!」と伝えると「毛虫はイタイイタイだよね」「毛虫は触っちゃダメだよ!」と戸外ならではの刺激がたくさんあります。

近くの公園までみんなで散歩に出掛けた時には、友だちと歩幅が合わず転んだり、友だちにぶつかって泣いてしまったりとトラブルは起こります。

しかし、私たちが声を掛ける前に近くにいた子どもたちが「大丈夫?」「頑張って!」と声を掛けていました。トラブル後は、隣の友だちを見ながら歩くスピードを合わせてくれる姿もありました。

 

少しずつ友達の存在を意識しながら、相手を思いやる気持ちが育っているのだととても嬉しく思いました。

 

友だちや保育士との関わりを楽しみ遊びもいろいろな方向へ展開していくことで自然と「教える保育」から「子ども自ら活動する保育=子ども主体の保育」になるように更に私達保育士の援助の仕方遠考えながら戸外遊びの充実を図っていきたいと思います。

これからも子ども達がのびのびと過ごせるよう1人ひとりの体調をみながら季節を感じられるよう環境を整えて見守っていこうと思います。

文責:福田

 

 

 

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