お知らせ
2020.07.18
ブログ
ゆり組 友達の存在
進級して早4ヶ月が経ちます。
今回のブログでは、ゆり組(2歳児)で見られる『人間関係』についてお伝えしていきたいと思います。
現在の保育所保育指針にあげられている1歳以上3歳未満児の人間関係とは・・・
他の人々と親しみ、支え合って生活するために、自立心を育て、人と関わる力を養う。
ねらい1:保育所での生活を楽しみ、身近な人と関わる心地よさを感じる。
ねらい2:周囲の子ども等への興味や関心が高まり、関わりをもとうとする。
ねらい3:保育所の生活の仕方に慣れ、きまりの大切さに気付く。
と記載されています。
ゆり組の子どもたちの様子と照らし合わせてみると、
ねらい1:保育所での生活を楽しみ、身近な人と関わる心地よさを感じる。
に関して、身近な人=保育士に対して安心感を抱き、ゆったりした時間を過ごす。
ねらい2:周囲の子ども等への興味や関心が高まり、関わりをもとうとする。
に関して、周囲の子ども等への興味や関心=同じクラスの友達や自分よりも小さい子やお兄ちゃんお姉ちゃんたちに興味をもち、真似をしたりお手伝いをしてあげる。
ねらい3:保育所の生活の仕方に慣れ、きまりの大切さに気付く。
に関して、きまりの大切さ=遊具の使い方や緊急時の行動の仕方など安全に過ごすための約束を知り、自分なりに守ろうとする。
このように普段生活をする中で、友達の様子を観察し、模倣したり、一緒に遊ぶ喜びを味わうことで社会性が育ったり、遊びこむ中でいろんな経験を重ねることにより創造力を発揮することができます。
実際に、入園当初なかなか保育園に慣れず、保育士や友達との関わりがあまり見られない子どももいました。不安が募り急に泣いてしまう姿もありましたが、日々保育士や友達と過ごす中で少しずつ周りの人への興味が出てきて自分から友達の近くに行って遊んだり、保育士のところへ来て笑顔で抱っこを求める姿も見られるようになりました。また、友達と関わったり絵本を通してさまざまな言葉を覚え言葉での伝え合いも見られるようになりとても成長を感じています。
日々共に過ごす事で、互いの気持ちに気付いたり、相手の感情を理解していきます。その中で反発したり、物の取り合いとトラブルになることもありますが、私たち保育士は相手に危害を加えそうになるまでは基本的に側で見守っています。側で見守る事で自然と仲直りをしたり、逆に見守られている安心感で相手に自分の気持ちを伝えようと自己主張し合う姿も多く見られます。
今の時期の周りの人への関わりは将来大人になったときにも影響されると言われている程とても大事な事です。
子どもたちが1日1日をのびのびと楽しく過ごせるようにたくさんの経験を重ねながら一緒に笑い、気持ちを受け止めながら過ごしていこうと思います。 文責:福田