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2024.12.13

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わらべうた

錦ヶ丘には、保育の三本柱(リトミック、童具、わらべうた)があります。

今回は、三本柱の一つであるわらべうたをご紹介致します。

わらべうたとは…?

わらべうたは、明治より昔の奈良や平安時代にまでさかのぼる曲もあります。その為、古くから伝わってきた歌も多く、世代を超えて楽しまれてきました。

わらべうたには半音がなく、「ドレミソラ」の5音のみで成り立っており、子ども達が自然に口ずさみやすい音で構成されています。また、わらべうたを日常に取り入れる事で、思考力や判断力、表現力が身に付き、触られるのが苦手な子や集中力が続かない子にもわらべうたは効果があるとされています。子ども達の様々な成長に繋がるので、錦ヶ丘では、園全体でわらべうたを取り入れています。

わらべうたの様子を紹介!!

月に一度、わらべうた担当の職員が各クラスを回り、各年齢毎のわらべうたの計画をもとにわらべうたを子ども達と実践しています。

さくらんぼ組(0・1歳児)

0歳児~1歳児では人見知りから泣いてしまうことが多いので、安心して参加できるように、一対一でゆったりとした雰囲気の中、わらべうたを行なっています。そうすることにより、保育者との信頼関係が築きやすくなります。

大人が歌って見せる遊び(聞かせ歌)や大人と一対一で行う(あそばせ歌)などでは、『トウキョウト』や『メン、メン、スースー』などの体の部位を触る歌が多くあり、安心できる大人と優しく触れてもらう心地よさを感じながら、子ども達は楽しそうに参加していますよ。

『トウキョウト』

トウキョウトは相手の手を使ってする遊びです。トウキョウトを行なう際のポイントとして、片手のみを1回で終わるのではなく、もう片方の手も必ず行い、同じ刺激を与えます。両手に同じ刺激を与えることで、神経の発達を促すことへも繋がっていきます。

ゆり組(2歳児)

最初は大人の真似をして行うあそばせ歌を多く取り入れていましたが、少しずつ月日を重ねていく中で、ルールを守って行うわらべうた(遊び歌)を取り入れていきました。

『じゃんこう じゃんこう』や『なべなべそこぬけ』などはルールを守らないと遊びが成り立たちません。そのような遊びを取り入れる為にも、少しずつルールが理解できるようになる2歳~3歳児頃から完全にルールを守れなくても成立する遊びを行なう事で徐々に遊びのルールを理解し、守れるようになっていきます。

きく・もも・さくら組(3歳・4歳・5歳児)

3歳以上児クラスになると、出来ることも増え、友達と仲を深めながら取り組みます。

主に取り入れるのが遊び歌です。遊び歌とは、ルールを守らないと遊びが成り立たないものも多く、ルールを守って、友達と一緒にする経験を繰り返し行う事で、社会性や協調性を育むことが出来ます。

3歳児クラス

きく組の子ども達は、秋から冬にかけて歌われる『チンチロリン』が大好きです。チンチロリンとは、秋の虫のコオロギの声として歌われており、鈴を隣に渡していく遊びです。この歌のポイントとして、鈴を渡す時は音を鳴らさないようにすることです。子ども達に事前に伝える事で、慎重に渡す子、口に手を添えて渡す子と様々でした。

3歳クラスではありますが、ルールを理解できる年齢だからそ、事前にしっかりルールを伝える事で、ルールを守ることの大切さが分かり、周りの友達へ声を掛けながら参加することが出来ています。

歳児クラス

4歳児になると、少しずつ難しいルール(目を開けずに友達の名前を当てる・じゃんけんを理解する など)が出来るようになります。

もも組の子ども達は歌うのが好きで、曲を覚えると友達と一緒に元気な声で歌う姿が見られています。『猟師さん』では、動物の鳴き声の真似をした子の名前を当てる遊びです。この遊びのポイントとしては、猟師役の子は目を開けない、周りは当てられた子の名前を呼ばないです。友達同士で言葉のやりとりをしているからこそ、友達の名前を言い当てる事が出来ます。

5歳児クラス

年長児クラスになると、『なべなべ』や『いろはにこんぺいとう』などの難しいわらべうたにも挑戦します。相手と息を合わせて取り組むわらべうたなので、息が合わないと遊びが成り立ちません。5歳児の子ども達だからこそ、自分なりに考えて「せーの!」や「ゆっくりしよう」等、パートナーと話をして進める事が出来ています。

日頃から活動に取り入れてきたわらべうた。今では、わらべうたが子ども達にとって身近な存在になり、友達と遊びの延長として取り入れています。

今後も、毎月新しいわらべうたを子ども達と行っていく予定ですので、またお子様にも聞いてみてくださいね。文責:池田

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