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2024.09.06

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さくらんぼ🍒(0・1歳児)〜運動遊び〜

錦ヶ丘の遊びの中に『中鶴さんの活動』があります。行事予定の中に各クラスで組み込まれている為、新入園児の保護者の中には、どんな活動だろうと思われている方もいらっしゃるでしょう。

今回は外部講師の作業療法士中鶴さんの活動の一つの運動遊びについてお伝えします。

運動遊びとは…

01歳児の子ども達でも自ら体を動かしたくなる遊びで、身近な道具で発達に合った遊び場を設置し、足裏で凹凸の刺激をたくさん経験させ、より良い発達を促す事を目的としています。

保育者は身体を動かす事で様々な力が育まれる事を意識して、出来るだけ短い簡単な言葉、適切な声掛けや配慮をする事を中鶴さんより学んでいます。

黒いマットは凸凹で足裏の刺激を促すアダプベースという道具です。

0,1歳児の運動遊びのねらいは?

まず最初に保育者は、『這う、登り降りの動きで足裏で凹凸をたくさん経験させたい』『くぐる動きを引き出したい』等、子ども達に「こんな動きをさせたい、引き出したい!」とねらいを立てます。

運動遊びスタート!

机やマット、普段から使っているジャンプ椅子など身近な道具を使い、装置を3つ程組み「どうぞ〜」の掛け声で子ども達は好きな場所へ駆け出します。

1つずつの装置に保育者が付き、危険予測しながら、時には手を添え、いざという時にはすぐに手助け出来るよう見守っていきます。

平坦にした机から少しずつ高さを変え、傾斜を付けると子ども達が大好きな滑り台になります。この時ばかりは机に乗ってもいいと理解してしている子ども達は足裏や指先をしっかり使って傾斜を登り、立って降りたりお尻や頭から滑るなど遊び方は様々です。

高さや複雑に組んだ装置には面白そう!と子ども達は集まって密集します。友だちと接近して、時には押したり叩いたりと手が出たり、自分が遊ぶんだーと主張し噛みつきが起こりそうになる場面もあります。

それぞれの自分の感情をぶつける姿を見守りながら、怪我に繋がる前に保育者は抱っこして他の遊び場へ移動したり行動を止めたりします。

敢えて接近・共有する場を作る事で、子ども達は友だちとの関わり方も学び、社会性を育む事にも繋がります。

保育者は「痛かったね!」「嫌だったね」「叩いたら痛いね」「出来たねー」と子どもの気持ちを受け止め見守っています。

8,9月に行われる中鶴さんの活動では、私たち保育者も運動遊びや他の活動で学びを深めていきたいと思います。

 

文責:大迫

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