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2019.07.02

ブログ

きく組 太陽を作ろう!

「僕、太陽が作りたい!」

サークルタイムで、1人の子が発言しました。

なんの前触れもなく突然だったので正直驚きましたが、周りの子達は驚くことなく彼の意見を受け入れ話が進み、

最近雨の日が多いから保育室に太陽があったら良いかもねとみんなで作ることになりました。

 

「何色の太陽?」と聞くと「青!」と即答。これまたおもしろい発想です。

絵の具を準備していざ取りかかろうとすると、1人の子が

「でも太陽って黄色とかオレンジだよ」と言いました。

2つの意見を尊重したく、どうしたら良いか皆で話し合うと青とオレンジ2つ作ることになりました。

話し合いの際、どちらかの意見を否定したり、多数決をとったりということをしなくても子どもたちで話し、お互いの意見を受け入れる姿に嬉しく感じました。

大きな1枚のダンボールに皆で色を塗る活動。一見簡単なようですが、中には「僕の場所に書いて欲しくない!」と泣いて怒る子もおり、「共有」することの難しさがあったようです。その気持ちを十分に受け止めてあえて多くの言葉はかけず、待ちました。すると気持ちが切り替わったようで最後は一緒に描くことを楽しむことができましたよ。

続いて、このダンボールをどうやって太陽にしようか。宇宙の図鑑を広げ、太陽を見てみると丸い形だと知ると同時に、「近くに月もあるよね」「地球は青くて丸いんだよ」宇宙へ興味を持つ姿も少し見られました。

 

太陽が丸い形ということはわかりましたが、小さく切ったダンボールを丸く壁に貼るということが想像以上に難しく、時間もかかりました。

青のダンボールだけでは丸を作ることが難しく、オレンジのダンボールも加えて再挑戦!

お互い声をかけながら、遠くで見ていた子が「まだ丸じゃないよlなどとアドバイスしながら、

2、3日かけて保育室に青とオレンジの太陽ができました!

「みんなで1つのものを作る」

きく組の子ども達にとって初めての経験でしたが、

一人一人持っている違う思い、友達のの意見に耳を傾ける、自分の思いを言葉で伝える、物の共有など

良い経験になったのではないかと思います。

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