お知らせ
2022.05.01
ブログ
うめ組(1歳児クラス)に進級しました!
昨年度、1年間ありがとうございました。子どもたちの大きな成長を間近で見守り、支えることができ、とても嬉しかったです。そして、気がつけば4月も後半。時の流れの速さに私自身驚いています。
改めまして、ご入園・ご進級おめでとうございます。担任や部屋の環境が大きく変わり、子どもたち自身も変化についていこうと必死な4月だったと思います。そんな中でも、楽しく保育園生活を送ってくれて嬉しく思います。
4月は、うめ組でヒヤリハットが多数あがりました。
ヒヤリハットとは?と思う方もいると思います。ヒヤリハットとは【大きな事故や怪我には至らなかったものの、事故になっていた可能性のある、1歩手前の出来事】を指します。ヒヤリとした、ハッとしたという言葉から生まれた言葉です。
錦ヶ丘保育園では昨年度から、ヒヤリハットは大切なものと捉え、必ず職員間で共有し、お隣の吉井学園含め法人全体で記録・検討・フォローアップを行うようにしています。また、「昨年のこの時期、この時間はこんなヒヤリハットがあり、こんな対応をしました」と共有するようにしています。そのため、現在に至るまで重大な事故を未然に防ぐことができています。
4月のうめ組のヒヤリハットを、3点ほどお伝えします。
①棚によじのぼり、顎を打ってしまった。
(原因)棚の上に手が届いてしまう。
(対策)
・棚の下に畳を敷き、手が届かないように高さを出す。
・棚の上ではなく、子どもたちの目線の所に目がいくように工夫する。
・登りたいという気持ちを遊びの中で発散させる。
②仮園舎前園庭のフェンスに登ってしまう。
(原因)滑り台の位置がフェンスに近く、遊んでいる最中に興味がフェンスに移ってしまう。
(対策)滑り台の位置を真ん中に移動。フェンスに興味が向かないよう、全体的に仮園舎側に机などを置く。
③扉を開けて廊下に出て行ってしまう。
(原因)指挟み防止のフックがおりてしまって、子どもが簡単にドアを開けられてしまう。
(対策)大人が出入りする際、必ず指挟み防止のフックをあげてしっかり締める。
1歳児は足腰の力が発達し、全身を使った運動が活発になる時期です。ご家庭でも、指が届く場所ならどこにでもしがみついて、よじ登ろうとする姿を見かけるのではないでしょうか?窓やベランダからの転落事故も多い年齢です。どうぞ、ご家庭内で危険箇所はないか確認をしてみてください。
ヒヤリハットには必ず原因があり、それに応じた対策を考えるまでが大切です。そのまま「今のびっくりしたね」「危なかったね」と終わらせてしまうといつか大きな事故につながると感じています。どんなに小さなヒヤリハットも職員で共有して、事故を未然に防ぐことに努めています。
ヒヤリハットを通して環境を見直したり、対策を考えたりと慌ただしい4月でした。その分私たち保育士も危険箇所を見直すことができたので良かったと思います。もうすぐ夏です。毎年水に関する事故が全国で多発しているので、気を引き締めて見守り、安全な環境づくりをしていきます。春成