お知らせ
2021.11.03
ブログ
うめ組(1歳児) 環境による子どもたちの表現を通して
11月も近くなり、錦ケ丘保育園一大イベントフェスティバルの日も段々と近づいてきました。
今回のブログでは、うめ組のフェスティバルについてお伝えしていきたいと思います。
錦ヶ丘保育園では国の示す方針を踏まえ、子どもたちの主体性(自分の意思や判断に基づいた行動)を大切にしています。保育者が子どもたちにとって様々な経験・体験を得られるような環境を整える受容的・応答的な関わりを行うことで、子どもたちの興味・関心が広がり、意欲的・主体的に活動するようになります。
どのような環境があるか
①園庭遊びによる子どもたちの気付き(物的環境)
・ビオトープの水が冷たい
・お花が咲いている
・裸足で歩くと砂がざらざらしている、日があたるところは暖かい
・綺麗な葉っぱをひろった
・サラサラな砂から水を足すとドロドロの砂になった …など
②室内遊びによる子どもたちの姿(物的環境)
乳児期では特に感触遊びを多く取り入れています。
・新聞紙や花紙をちぎる感触
・小麦粉のサラサラな状態から小麦粉粘土になる過程を実際に触って感じる
・寒天による冷たい・プルプルした感触
・絵の具活動で、色の違いに気づいたり、実際に触ってみたりと視覚・触覚で感触を味わう…など
日々の活動により、子どもたちなりに様々な発見や気づきを得ています。
普段子どもたちが何気なく見ている景色や触っている物も子どもたちにとっては大切な気づきであり、後に言葉や心、行動などで感情を表した表現へと繋がっていきます。
そして、「なんでつめたいんだろう?」「なんでこんなにお花はきれいなんだろう?」と大きくなるにつれ、子どもたちなりに疑問を考えられるようになってきます。
経験・体験を通して自分で考えられるようになると、イメージを広げられるようになり、自分ならではの表現へと繋がっていきます。
子ども一人ひとり、感じ方や考え方も違います。「やりたい」という表現方法も違えば、時には「やりたくない」ということもあります。その際は気持ちを尊重して無理には活動に参加することはありません。
子どもたちが目にした物や感じた思いを受け止め共感する(人的環境)ことで、自由に表現していいんだ!と安心して生活できることを心がけています。
今回のフェスティバルでは、普段の子どもたちの様子や、これまでに得た子どもたちの大切な気づきをお伝えできたらと思っています。
どうぞ、お楽しみに! 文責 関