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2021.07.29
ブログ
子育て講座「子どもと地域」&講座「療育について」
今回のブログは、子育て講座「子どもと地域」と講座「療育について」 の二本立てです。ご参加・ご協力頂いた保護者の皆様、まことにありがとうございました。
子育て講座「子どもと地域」
7月17日(土)10:00~11:30、子育て講座②「子どもと地域」を開催しました。
講師として、太田啓介さんをお招きしました。太田さんは、県PTA連合会会長を務めつつ、NPO法人SCC理事長もなさっています。太田さんの詳しいプロフィールについては、こちらのページをご覧ください。
恥ずかしながら、私自身PTAについてあまり詳しくありませんでした。今回、講話をお聞きすることで「PTAってそもそも何だろう」「PTAは何のためにあるんだろう」という疑問を解決することが出来ました!
PTA… Parent(保護者)とteacher(先生)の Association(組織)
最近はネットなどで、「PTAは不要」「強制参加が負担」といった声が見られます。
これに対して、太田さんは「PTAの活動が、全員が納得できるものである必要がある」「PTA活動の参加が負担…と感じている人にこそ、サポートが必要」と仰っていました。PTAは、お互いに助け合う地域の繋がりの場でもあるのですね。
また、様々な人が関わり合うPTAは「お互いに寛容である事」も大切であると、太田さんは仰っていました。多様化する世の中、様々な事情を持つ方はたくさんいらっしゃいます。困っている人をサポートした事が、巡り巡って自分が困った時に帰ってくることもあるでしょう。
子ども達のため、という目的を持ったチームとして、今後も暖かな地域の繋がりがより良く続くことを願います。
保育園では、保護者の皆様のご負担を考え保護者会活動は行っていません。しかし、日頃から保護者の皆様や小学校、療育施設とこまめな連携を取ると共に、吉野地域の子育て支援関係者の連絡会議などにも出席し、繋がりを深めるようにしています。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
講座「療育について」
7月10日(土)13:45~15:45、「療育について」の講座を行いました。講師は、まふぃん錦ヶ丘の施設長伊集院暢久さんと岡田さつきさんをお招きし、保育園の職員が参加しました。
まふぃん錦ヶ丘は、同法人内の児童発達支援事業所です。ホームページはこちら
療育を利用するまでの流れや、まふぃんと保育園で二ヵ月に一回行っている連絡会について、特別支援のあり方について等学ぶ機会となりました。
講座の中で私が一番心に残ったのは、”一人で考えずに、みんなで情報を共有し話し合って、チームとして考えて欲しい”という点でした。
一人で考え込んでいると、無意識の思い込みに捉われてしまいがちです。職員ひとりひとりが見た子どもの姿を共有することで、多角的・多面的に子どもを知ることができるでしょう。
子どもを知ることで、「子ども自身が困っていること」が分かり、子ども一人ひとりに合ったフォロー(声かけ等の大人からの関わりや、保育室内の環境など)を考えることができます。
フォローの方法も、保育園の職員・療育や保健センター等関係機関・保護者の皆様と連携する中で、考えていくことが大切です。
研修が終わると、職員からお二人へ質問する姿も。
研修で学んだ内容は、連絡会の資料の書式変更という形でまずフィードバックしました。先日早速、新しい書式で連絡会を行い、より情報共有等がしやすくなりました。
今回のような研修を行い素早くフィードバック出来る協力体制が築かれているのは、同法人内に保育園と療育施設がある強みだと思っています。今後も、この強みを生かしていきたいです。
まとめ
奇しくも、子育て講座・職員向け講座共に「繋がり」を重視する内容でした。
”社会的孤立”が、社会問題として取り上げられるようになって久しい現代。保育園を起点に、地域や保護者の皆様と繋がりを深め、お互いに手を取り合えるよう力を尽くして参ります。
文責:櫻田