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2021.07.17

ブログ

たんぽぽ組(0歳児クラス)の感触遊び

4月から積極的に戸外へ行き、砂や泥・水と触れ合ってきました。感触遊びを経験した0歳クラスの子どもたちについてご紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

感触遊びとは、ドロドロ、ベタベタ、サラサラ、冷たい、温かい、などのいろいろな感触を手足で感じながら、握ったり丸めたりちぎったりすることで、大脳を働かせて五感を刺激していく遊びのことです。乳児期から感触遊びを行い、たくさんの物に触れてきた子どもは、刺激をたくさん与えられ好奇心旺盛で、何にでもチャレンジしようと新しい試みを持つことが出来るようになります。そして手は第二の脳、足の裏は第二の心臓と言われています。まずは自分で触り、知っていく事から始まります。感触遊びを行うねらいも様々です。

☆情緒安定をはかる親子の肌と肌の触れ合い、毛布にくるまると落ち着くなど)
☆危険を察知し、身を守る力をつけるとがったものに触ると手を引っ込める、手に虫がついたら払いのけるなど)
☆触っただけでものの識別ができる巾着に入っている様々な形のおはじきの中から丸い形だけを取り出す、バックの中から中をのぞかずに筆箱を取り出すなど)
☆自分自身の身体を知ることができる自分の大きさや手足の長さを把握できるようになる、遊具をうまくくぐったり眼をつぶっていても自分の身体がどこを触られているのかわかるようになるなど)
手掴み食べを積極的に行っている理由にも当てはまります。
4月から砂・泥・水と触れ合ってきてだいぶ慣れてきた子どもたち。ステップアップとして絵の具での感触遊びを取り入れました。
6月に1回目を行いました。初めての経験で、たいへん驚いていました。
今までの砂や泥とは違いべちょっとした感覚、鮮やかな色、絵の具独特の匂い。驚くのも当然です。保育士も一緒に絵の具に触れてまずは”怖くない”ということを知ってもらいました。
そうすることで、少しづつ慣れて恐る恐る触り始めました。そこからはスムーズに絵の具の魅力に取りつかれていました。
しかし、T君はまだまだ警戒している様子でした。
友達が触っているものの、T君にとって初めての物に触ることに勇気がもう少し必要な様子。
そのような時は私たちも無理強いは絶対にしません。「びっくりしたね」「嫌だったんだよね」と共感の言葉を添えつつフォローします。絵の具のプールに入る事さえ嫌だったT君は、その日プールの外でクレヨンでお絵描きして楽しみました。
そして7月の2回目。Tくんの反応が気になります。前回の反省として、絵の具とその子を仲介するもの(筆など)を用意していなかったという点がありました。今回は、タンポという道具を用意して直接絵の具に触らないでも楽しめるように工夫しました。すると、前回はプールの中にさえ入るのを拒んでいたT 君が、プールの中に入り絵の具遊びを楽しむことが出来ました。「絵の具は怖くない」「1度見たことがある」という経験が実になったのだと思います。
たんぽぽ組での経験は人生で初めてと言っても過言ではありません。たくさんの経験を通してたくさんのことを知ってほしいと思っています! 文責:春成

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