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2021.06.29

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全体リトミック

錦ヶ丘保育園では、リトミックを日々の保育の中でほぼ毎日取り入れています。それに加え月に一度、クラスではなくリズム室の大きな空間で自由に体を表現する全体リトミックを行っています。

リトミックとは

 

「リトミックはリズムという素材を生かし、音楽に反応して動くことにより、感じる心、想像力や創造力を養います。

また、心で感じたものを、からだを使って自分なりに表現する(自己表現)ことで心と体の協調・調和を作りだそうとするものです。」

「リトミックは心身の調和を図り、それをもとに感覚を磨き、知性の基礎を作り、より発展的能力を身に付ける能力、つまり人の成長の可能性を大きくする教育なのです。」

(「リトミックってなあに」岩崎光弘 ドレミ楽譜出版社 より出典)

 

錦ヶ丘保育園でリトミックを取り入れる意図として、以下のような点が挙げられます。

① 聴覚と身体の協調・表現

・ 子どもが音の大小、緩急を聞き分けて表現する。

・ 子どもが音をきいて身体をうごかす自主的な活動である。

② 音を感じる心、表現する心を育てる。

・上手・下手という評価は無いことも重要。

③ 身体を使うことで運動機能発達にも効果がある

・他児や壁とぶつからないように身体をコントロールする力も育てる

 

では、今月のリトミックの様子を紹介します。

うめ組•ゆり組(1・2歳児)

1〜2歳児クラスは、音楽を聴いて、体を揺らしたりなど、この時期は音楽にふれあうことを楽しみます。
その中で、保育者を真似しながらリトミックの動きをする子もいます。
子どもによってはリトミックのメダカをその子なりに表現したりなどしている姿もあります。
また、ピアノの音やリズムを耳で聞いて“これは何の動きだろう?”と自分たちで考え、感じながらそれぞれ身体を使って動かし表現している姿もあります。
今回ゆり組(2歳児)はきく組(3歳児)の子どもたちとリトミックをしました。
一つ上のクラスの子達のリトミックをみることで、“この動きはこうするんだ”と子どもたちも少しずつ理解しているようでした。

きく組•もも組•さくら組(3・4・5歳児)

3〜5歳児クラスになると、全ての動きを理解した上で身体全体を使って楽しみます。

リトミックをする中で走り回ることが多いためぶつかることがあるのかとおもいますが、子ども達は“どうやったらぶつからないか”ということを自分たちで考えながら動く『空間認知能力』が身についてきているので3〜5歳児になるとぶつかることは少なくなってきます。

また、3〜5歳児クラスになると、速い音→早く走る ゆっくりとした音→ゆっくり歩く 音が止まる→動きも止まる というように音をしっかり聞いて表現することも出来ます。

年齢によって変わりますが、動きながらも空間を認識する力や、音を感じ動くなど、リトミックを通して、子どもたちはたくさんのことを学ぶことができているなと感じました。文責:永井

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