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2021.06.22

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田植え体験

6月15日に、川上町にある【橋口農園】さんで、さくら組(年長)の子ども達は、田植えを体験してきました。普段、園庭で楽しむ泥遊びとはまた一味違う感触で、足がズボっと吸い込まれるような、なんとも言えない状況に大興奮の子ども達。

『泥が気持ち悪~い!』

『うわぁ~』

と言いながらも、満面の笑み!体験後は全員が口を揃えて、

『田植え、楽しかったー!!』

と、大満足の1日となりました。

 

 

事前に、子ども達と田んぼや田植えについて調べました。みんなで、話をしている中で

『ばぁばの所で、やったことある。』

と、経験したことを話してくれる子もいました。

【田んぼの1年】という絵本を用いて、1年を通して田んぼの変わりゆく様子や、仕事内容、そして田んぼの中や周辺に生息する生き物について知識を得た子ども達。その日か田んぼの本は、子ども達の中で人気の本となり、毎日のように見ていました。カエルや虫などの生き物が子ども達にとっては魅力的だったようです。事前準備を行いながら、子ども達の期待はどんどん高まっていました。

 

田植え当日の朝は、

『今日は、田植えだったから早起きしたんだ』

『早く行きたいね』

と、子ども達の気持ちはソワソワを隠しきれない様子でした。

 

さぁ!橋口農園に到着し、農園の方の話を聞いたら自分達で苗を持って、いざ田んぼへ。そして、サンダルを脱いで田んぼの中へ。靴下のまま入る予定だった子も田んぼを目の前にして気が変わったようで、

『先生、ちょっと裸足で入ってみようかなぁ…。挑戦してみる!』

と、自ら靴下を脱いでいました。

全員、裸足で田んぼに入りました。最初の一歩に戸惑う子ども達でしたが、入ってしまえばあっという間に泥とお友達。倒れないようバランスをとりながら、上手に歩いていました。

苗の束を持ち全員1列に並び田植えスタート。苗を2.3本ずつ手で取り、線に印に合わせて植えていく。最初は、

『苗が取れない!』

『どうすればいいの?』

と、困惑する子が多かったのですが手取り足取り教える中で少しずつコツを掴み、4.5列植えた頃には、

【植えたら、1歩さがる!植えたら1歩下がる!】

と、テンポよく全員で息を合わせて植えることができました。

田植えの後は、子ども達が一番楽しみにしていた【田んぼにいる生き物探し】をほんの少し。カエルの姿を見つけ、『カエルいたーーーー!』と大騒ぎ。『歩きにくい』と言っていたのに、カエル見たさに田んぼの中を走り回る姿も。

汚れた足は、田んぼ横の用水路で洗いました。用水路で足を洗うなんて、これもまた初体験!楽しくなって、お風呂のように浸かりながら全身をジャブジャブ洗う子もいました。

橋口さんの納屋に戻り合鴨のヒナとご対面。(橋口農園さんは合鴨農法を取り入れています。)ヒナの小ささに恐る恐る、ゆっくりと手にする子ども達。その姿から、少しずつ子ども達の中にも小さな生き物への関わり方が身についてきているんだなぁ…と、成長を感じました。そして、ヤギや成長した合鴨も見ることができました。

1時間半という短い時間でしたが、田植えだけでなく水や泥、植物、生き物との触れ合いなど、子ども達にとっては目まぐるしいくらい、盛り沢山な体験ができ貴重な時間となりました。

 

五感(視覚・聴覚・触覚・臭覚・味覚)をフル回転させて、体験した子ども達の感想を紹介させて下さい。

〇泥が汚かった。でも、お米を植えるから田んぼに入ってよかった。 〇ヒナがかわいかった。 〇なんか、泥の中に入ったら沈みそうになった。 〇タニシとクモしかいなかったのに、最後にカエルがでてきた! 〇カエルがいたから楽しかった。 〇汚れるのが嫌だった。 〇田んぼの中が動きにくかった。タニシ踏んだ。 〇カエルを踏むんじゃないかと思った。 〇ばぁばの田んぼより深かった。 〇なんかドロドロしていたから、足を持ち上げるのが重かった。最後に足を洗って気持ちかった。 〇苗を植えるの結構、大変だった。

みんなで同じ体験をしても、感じ方や言葉の表現は様々でした。

次回、田んぼを訪れるのは8月。苗の生長と夏ならではの田んぼに生息する生き物との出会いが楽しみです。

文責:中江

 

 

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