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2021.05.18
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3歳以上児の手洗いうがい
気温の差が激しくなり、咳やくしゃみ、鼻水症状が見られる子ども達が増えてきています。
では、なぜ風邪症状は咳や鼻水、くしゃみとして現れているのでしょうか。
咳や鼻水・くしゃみはなぜ起きるの…?
風邪症状は、人体にとって異物である病原体を身体から追い出すための生体反応の1つと言われています。上気道の炎症も侵入しようとしてくる病原体に対抗する身体の免疫反応なのだそうです。この症状は、主に風邪の症状と言われていますが、感染症でも似たような症状が出る場合があります。
ここで、現在3歳以上児(きく組・もも組・さくら組)で実際に取り入れている事や子ども達の手洗いの様子をお伝えしたいと思います。
◎きく組(3歳児)◎
きく組は現在、“トイレに行ったら手を洗う事”と“戸外から帰ってきたら手を洗う”を徹底しています。子ども達は手の洗い方を知っているものの、「トイレに行ったら…」で終わってしまい手を洗うことを忘れてしまうことがあります。その為、「手を洗った?」等保育士がその都度声掛けをしています。
年齢的に、手を洗うことは身についてきてはいますが、「何故、手を洗わないといけないのか」等 理由が結びつくことが難しい為、現在きく組の保育士はその都度子ども達に手を洗うことの大切さを分かりやすく伝える工夫をしています。今後も、年齢が上がるにつれて手の洗い方が上達していくと思いますが、感染症が流行る時期など更に徹底していきたいと思います。
◎もも組(4歳児)◎
もも組はきく組の頃から、手を洗うよう声かけをしていたからか、手首や指先などをきれいに洗う姿が見られています。
また、きく組の冬頃からコップを使ってのうがいを取り入れることで、手を洗うと同時にうがいをする事が習慣化し、現在も意欲的に取り組むことができるようになりました。もも組で手を洗う時の約束として、“手を洗う時は水を止める(節水の為)”を取り入れています。また、手を洗うことに慣れてくると、少し疎かになってしまう為、【手の洗い方】の表を取り入れています。
その結果、トイレや戸外から帰ってくると絵を確認しながらきれいに洗うことができるようになっています。
◎さくら組(5歳児)◎
現在さくら組では、水道の鏡付近に【手洗い手順】の表を貼っています。
その結果、「表を目で確認する・洗う」ことを何度も繰り返すことで、自然と手の洗い方が身につき、少しずつ手を洗う手順を覚えてきています。
ですが、トイレに行った後に手を洗う事を時々忘れて遊びに入ってしまう為、手洗い手順と共に“手を洗ったかのチェック”も取り入れています。そうすることで子どもたち自身が思い出し、水道に向かう姿が増えてきているようです。
現在、3歳以上児は年齢に合わせた手洗い指導の方法を取り入れています。
今後、感染症予防に繋がるよう子ども達への声掛けや保護者の方々への感染症予防の発信をしていきたいと思います。ご家庭でも、お子様と一緒に手を洗う練習や、手洗いうがいの大切さを伝えてくださると幸いです。 文責:西野