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2021.05.07

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0歳児 戸外遊び・裸足遊び

GWが終わり新緑が眩しい季節です、心地よい風、心の中が爽やかな気持ちになります。

4月に入園した新しい子ども達を迎えスタートした保育園も徐々に落ち着いてきました。

今回は、錦ヶ丘保育園0歳児保育で大切にしている戸外遊び・裸足遊びについて、紹介します。

 

◎戸外遊び

たんぽぽ組の4月は、裸足で園庭をハイハイやずり這いで楽しむ光景からスタートします。まだハイハイやずり這いの子を砂場に座る、這わせるなんて…と心配される方もいらっしゃいます。

もちろん最初は、初めての感覚に驚いて泣く子もいます…。最初は、ベビーカーに乗った子ども達へ職員から「気持ちがいいね~」「風が涼しいね!」「太陽が眩しいね!」など季節にあった言葉を添えて、過ごします。慣れてくると、地面に触れあってもらい、戸外遊びでの気持ちの解放と身体の発散の喜びを伝え一緒に共感します。ゆっくり時間をかけて、外の気持ちよさを感じていくのです。

見たい!触りたい!つかみたい!の知的欲求に心と身体が突き動かされて、ハイハイやずり這いは誘発されます。

興味・好奇心を刺激され、全身を使って動く!遊ぶ!

そのことによりお腹がすいて意欲的に食べる、安心して入眠する!このリズムがとても大切で子どもたち一人ひとりの情緒の安定と深く結びついています。

まさに私達が目指している心身共に逞しく健やかに育つ原点だと思っています。

 

◎例年、質問を頂きますので、紹介します。

★砂や泥を口にいれないの?

・口に入れて何でも確認する0~1歳の子は、砂もまず口に入れて確かめます。

その時は、「おいしくなかったね!」「食べ物ではなかったね!」などの言葉を添えて伝えていきます。自分で気付くまで何度か繰り返される行動ですが、口の回りを拭いてお茶を飲んで菌を胃へと流します。砂場消毒は月に1回行っていますので、菌を遠ざけるのではなく、体を強くする為に必要な菌として対応しています。

 

★ケガや事故はないの?

・もちろん小さなすり傷・ケガはあります。しかし、小さい頃から戸外遊びを経験している子ども達は、転んでも大きなケガにならない身の避け方を自然と身体で体得できます。

遊びの見守りもしっかり行い、大きなケガには繋がらないように遊びのコントロールも大人側で考慮する場面もあります。小さなけがを心配して戸外遊びを経験させないより、その先にあるもっと大切な子ども達自身から湧き上がる意欲・生きる力を育みたいです。

また、この園庭で育ってきたお兄さん・お姉さんは自分達が赤ちゃんの頃みんなが優しく守ってくれたことを知っています。だからこそ、近くに赤ちゃんがいたらどうしたらいいのか、どうしたら危険ではないのかを体と心で知っています。小さい子がいる時には、遊びをセーブしゆっくり走るなど思いやっている姿をよく見かけます。

 

◎裸足遊び

 

・春から秋の寒くなる時期まで裸足保育を行っています、(歩行ができるようになっても靴の準備は秋までして頂きません)

 

何故・裸足がいいのか?

裸足で地面を歩くと、足裏全体で地面や土の感触を感じます。

靴からでは感じられない、地面の隆起・デコボコ感・ザラザラ・つるつる感・スベスベ感・気持ちいい・冷たさ・温かさの感触。

足裏は、裸足で遊ぶことでこのように様々な刺激を受けます。また、地面に足裏全体で立つことで、繊細な感覚や力の使い方が研ぎすまされます。

例えば、築山の上り下りで足の指をグッと曲げて力を入れます。最初は何度も転びますが、足裏の力の入れ方で体重移動もできるようになり、次第に一人で上手に上り下りが出来るようになります。ハイハイの子も自分の行く先がどのような状態なのか足の指先で確かめる姿も見られます。それぐらい、足先は神経が集中しています。

 

また、足裏は第二の心臓と言われるように、足裏を刺激することで全身の血行が促進され身体が温まります。逞しい身体作りへと繋がります。

このようなねらいと思いで、大切なお子様をお預かりしています。

 

 

次回は、0歳児保育で大切にしている『手づかみ食べ』についてブログで発信します。お楽しみに。

文責: 012歳児リーダー 中島

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