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2021.03.16

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みんなのひなまつり

3月1日、季節行事ひな祭りに向けて、もも組の子ども達に『もも組の部屋にも、みんなで作った雛人形飾って、ひな祭りを迎えませんか?』と提案してみました。『いいねぇ~』と興味を示してくれた子ども達。製作に必要な材料、用具は子ども達から意見を募りました。製作の様子を見守る中で、子ども達一人ひとりがしっかりと、『雛人形』へのイメージを持ちながら取り組んでいるということが、子ども達の作品から伝わる活動となりました。

 

 

白紙にペンで描く子ども達。塗り絵遊びの影響でしょうか。まず、骨格を黒いペンで描き、その後に塗り絵のように色を塗って表現する子が多かったです。絵の描き方にも、今までのお絵描きや塗り絵の経験が生かされているのを感じました。
中には、『描けないかも…』『どうやって描いたらいいかわからない』と不安げな子もいました。そこは一緒にイメージの共有。どんな雛人形を描きたいのか聞きながら描いていくと、『ピンクにする』『お花を描きたい』と意見を出しながら自分で描くことができました。イメージを言葉にすることで、描く手も自然と動いたようでした。

 

 

男の子は折り紙で表現する子が多かったです。『雛人形、検索して下さい。』と言ってきたので、『検索?どうして?』と聞き返すと『折り方を知りたいから』と返ってきました。なるほど!と思いながらも、何でもかんでも“検索”ではなく、せっかく折り紙の本があるので調べて欲しいなぁ…という私の思いを優先し、本を数冊渡しました。すると、みんなで本を囲み折り方を調べ始めました。一つ一つの折り方の説明を読み取り理解し、みんなで確認しあう姿に、成長を感じました。なぜなら、私は絶対に『先生、ここどうやるの?』と、聞きにくる!だろうと思っていたからです。そんな風に思った自分が、子ども達に対して失礼だったなぁ…と反省でした。

 

 

切り絵で表現する子も数名。ペンで描いてから切り取る子。パーツ毎に切って組み合わせていく子。同じ切り絵でも、製作の仕方に子どもそれぞれのやり方が表れていました。そして、ハサミの使い方も上手になってます。線通りに切り取るって、なかなか難しいものです。特に絵となると、曲線も多い。子ども達は、ハサミだけを動かすのではなく、紙の向きも変えたりしながら切り取っていました。左右違う動きをする❗ということも、十分に身についたようです。

 

 

出来上がった作品は、数名の子ども達がセロテープを使用し、配置を考えながら部屋の壁に展示してくれました。最後は、みんなで作品観賞。『いい感じ』『かわいく出来た』と満足感いっぱいの感想が上がっていました。

 

今回の活動、発信は保育士から。しかし、その後の取り組みは、もも組の子ども一人ひとりが主体となって進めてくれました。主体的に取り組む姿から『これまでの遊びや活動の経験が生かされ、身に付いているんだ』と、子ども達の成長と学びを感じることが出来ました。
文責:中江

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