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2020.12.11

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防犯訓練

12月7日、防犯訓練がありました。今回の訓練は、不審者の男性が凶器を持って園内に侵入するという設定です。危機管理局 安心安全課の指導員の方々に来て頂き、訓練の後は年中・年長クラスを対象に防犯教室を行いました。

 

実際の様子

訓練が始まり、保育士の声掛けに素早く反応し室内に避難する子ども達。犯人は凶器を持って、凄まじい勢いで保育士に迫っていました。このままでは部屋のガラスを割って入ってくる可能性があると判断し、各クラス教室奥の窓を越えて子どもたちを誘導し避難しました。

窓から避難するのは、今回が初めて。窓を先の通路を通ることもないので、普段とは違う避難方法や雰囲気に少し戸惑う子どもたちの姿も見られました。

しかし指導員の方々から「保育士の落ち着いた声かけや誘導のもと、子ども達も落ち着いて避難することが出来ていた」と講評を頂きました。

 

防犯教室

防犯訓練後は、もも、さくら組対象に防犯教室が行われました。

ペープサートやDVDを用いて、知らない人に声をかけられたり連れ去られそうになったりした際の対処法など分かりやすく教えて頂きました。

しかし、声をかけてきた人が”悪い人”かどうかわからない、といったくだりは少し難しいようで、首を傾げている子も。

海外の社会実験動画で、犬を連れた優しそうなお兄さんが声をかけたら子どもはどうするのか?というものがあります。ほとんどの子どもが素直について行ってしまう結果でした。

教室の中で指導員の方は「悪い人かどうかは分からないから、知らない人に声をかけられたらこうしてね」と仰っていました。知らない人に声をかけられたら、という言葉は子ども達にとっても分かりやすいようでした。今後、子ども達に教える際はそのような伝え方をしたいと思います。

実際に「たすけて!」と叫んだり、「乗りません」とはっきり答える練習もしました。大きな声で遊ぶ場所が少ない世の中です。保育園で、普段から大きな声で言う練習をしておくことは大事なことだと感じました。

 

小学校に就学すると、子どもだけの場面が多々あります。そんな時不審者に遭遇したら…自分で考えて自分で対処しなくてはいけません。自分で考える力を伸ばすための保育が、どれほど大切か改めて実感しました。また、今回の防犯教室が、自分で対処するための知識として大変役立つ事と思います。来年度も、計画に取り入れていく予定です。

 

まとめ

今回の防犯訓練の計画から実行までを通して、様々な改善点を見つけることが出来ました。職員は、事前に話し合いを重ねたり、実際に避難経路を歩いて確認したりしました。その中で、役割分担やシュミレーションの大切さを改めて学びました。また、当日は不審者役の迫真の演技から、実際に事件が発生した際にどれだけ現場が混乱するか、気付くことができました。また、子ども達にとっても、どのように逃げたらいいか…など考えるきっかけになったり、経験となったりとしました。

今回の振り返りも行う予定です。職員間でフィードバックし次回に活かしていきたいと思います。

ご家庭でも是非、防犯訓練や防犯教室で学んだ事をお子様と一緒に振り返ってみて下さい。  文責:小川

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