お知らせ
2020.08.31
ブログ
”子どもの最善の利益”のために
7月から8月にかけて、職員向けの園内研修を数回設けることができました。その内2つの研修は「文章講座(講師:南日本新聞社より海江田氏、重畠氏)」「ICTの活用(講師:白澤氏)」です。一見、保育に関わりのない内容に思えます。しかし、学んでみると、大げさなようですが全てが”子どもの最善の利益”に繋がっていくのだと分かる内容でした。今回はその2つの研修について、お伝えいたします。
保護者の皆様におかれましては、お迎え等のご協力を頂き、まことにありがとうございました。
文章講座
南日本新聞社の海江田氏・重畠氏にお越し頂き、全3回行いました。受講者は、保育園のリーダー以上の役職者や栄養士、まふぃん両園施設長でした。
今まで文章力を高めるための学習は個人に委ねられていたため、文章を書くための理論をしっかりと学ぶため行いました。講座を経て、相手に伝わる文章の書き方、話の仕方について学ぶことが出来ました。
第1回の講座では、新聞の記事の構成を知ることで読者に取って読みやすい文章について知りました。
第2回の講座では、より分かりやすくより伝わりやすい文章について学びました。
参加者は受講するまで、記事の切り抜きと感想等の書き出しを続けました。また、学んだ事を活かして自分が書いた過去のブログの書き直しも行いました。
この2回の講座を通して、「読み手へ正確に伝わるために…」と考えながら書く力がぐっと増えました。
最後の講座では、書き直したブログの講評をして頂きました。
参加者全員の講評を聞く中で、伝わる文章の書き方について更に具体的な知識が増えていくことをひしひしと感じました。
また、文章の書き方だけではなく”雑談力”や写真の撮り方についても学びました。
学ぶ中で、心に残った言葉があります。「雑談を雑にしないことが気付きと信頼に繋がる」という言葉です。
お子様に対してはもちろん、大人同士でも当てはまる考え方です。
文章も会話も、相手のことを考えて丁寧に行っていきたいと改めて思うことでした。
私は主任という立場上、文章等をチェックすることが多いです。今後、講座の中で学んだことをバイブルにして、職員全員の文章力雑談力アップに努めます。
ICTの活用
当園の監事を務められている白澤氏にお越しいただき、保育園とこども園の職員が参加しました。急速に社会に広がり、仕事でもプライベートでも使われるようになった「ITとICT」について、改めて学ぶための機会として設けました。何故ICTを活用するのか、どのような時にどんな風に使うのか学ぶことが出来ました。
保育園でもここ数年で、ICTを少しずつ導入しています。業務用のiPadやiPhoneの購入により、業務はよりスムーズになりました。
調べたりお互いに教え合ったり実際に使いこんだりする中で、アナログの作業は少しずつ減ってきています。
導入前から勤める私から見ても、ICTの導入はメリットが多いと感じています。大きなメリットとして、「子どもと向き合う時間が増えたこと。保育の質が向上したこと」が挙げられます。
「何故ICTを活用するのか」の答えは、このメリットそのもの!
勿論、手書きの方が都合のいい場合もあります。このメリットが最大限発揮されるようにICTを活用することが、大切です。
今後も、保育の質の向上(=こどもの最善の利益)を目的に、業務の改善に努めてまいります。 櫻田