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2020.08.29

ブログ

ゆり組〜言葉でのやりとり〜

 最近のゆり組の子どもたちは友達と言葉でのやりとりや自分の気持ちや思いを言葉で伝えてくれることが増えてきたように感じます。

◉戸外遊びでのトラブル(事例1)

先日戸外遊びをしている際、IちゃんとSちゃんがボールの取り合いをしていたところを目にしました。声かけはせず、近くで見守ると「私が先に使うの!」という言い合いをしていました。言葉でのやりとりが少しずつ増えてきて「相手に伝える」ということが難しいという場面もよく見られます。その際は保育士が「何が嫌だったのか」ということを代弁して伝えてあげることで子どものモヤモヤとした気持ちもなくなり10分後にはさっきまでのことはなかったかのように仲良く遊んでいます。

 

◉苦手な黒豆ご飯食べられたよ(事例2)

 Rちゃんは苦手な黒豆ご飯が出た時に初めは何も言わずに下を向いていましたが、途中から泣きながらも、自分の言葉で「このお豆が嫌いなの」と教えてくれました。Rちゃんが教えてくれたことで保育士も「何が嫌で泣いているのか」ということが分かり、黒豆ご飯をおにぎりにして渡すと泣くのをやめて笑顔でおにぎりを食べ、苦手な黒豆ご飯を完食していました!このように子どもたちが言葉で伝えることができたときは「自分の言葉でよく言えたね!偉かったね!」「これが嫌だったのね!」と受容することで子どもたちも「分かってもらえた」という自信に繋がっていくと思います。子ども同士で話しているのを見ていると面白い言葉でのやりとりも見られます。時には子どもたちのやりとりを見てくすっと笑ってしまうことも多々あります。このような子どもたちの成長を近くで見ることができ嬉しく感じます。

 

 これからも、子どもたちの言葉で伝え合う力を育むためには、子ども自身が「自分の話をきちんと聞いてもらった経験」が必要だと思います。保護者や私たち保育士、地域の大人が聞き役となることで、”話をちゃんと聞いてもらえた”  “話していいんだ”という自己肯定感に繋がるよう心がけていきます。 

                     文責:永井 

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