お知らせ
2020.07.25
ブログ
さくら組 友達の存在
雨が降る日が多かった7月。
さくら組は、ゲーム遊び、じゃんけん列車、かるた作り、など室内で小グループに分かれた活動が充実しました。
また、一つの目標に向かって友達と一緒に取り組む 『協同作業の場面』 を多く作り、それらを通して友達と一緒に考え工夫し遊びを深める姿が多く見られました。
○宝探し
ルールを簡単に話し、始めようとすると
・宝の地図はあるの?
・チーム戦?
・隠した場所忘れたらどうする?
・宝自分たちで作りたい!
宝探しを行うのは今回が初めてでしたが、だからこそはじめる前から子どもたちは疑問がいっぱい。沢山の質問が出てわくわくが伝わってきます。
一回戦:宝3つ、制限時間3分
取り組んでみては、自分の気持ち(楽しかった、見つけられず悔しかったなど)や取り組むなかで生まれた「こうしたらもっといいのでは?」といった気付きなど感想を出し合うこどもたち。
見つけることが難しいことにおもしろさを感じ、その後も二回戦、三回戦…と宝の大きさ・制限時間など変えてルールを作っていきます。
「どんな宝を見つけたら嬉しいだろう」→キラキラ、ダイヤモンド、王冠、などイメージの共有後、ペアで宝作りへと発展。
○誕生会
「なにをプレゼントしたら喜ぶかな」
誕生日の友達のことをみんなで思い、お祝いの仕方・プレゼントなどを話し合い誕生会を行っています。
どんなものをあげようかアイディアを出し合い、
「よく紙飛行機つくってるよね」「〇〇はあまり好きじゃないって言ってたよ」
出た項目の中から、誕生日の友達の日頃の様子や好きなことを頭に浮かべながら更に絞っていきます。
4月当初は花束や紙飛行機などひとりひとり作る姿が多かったですが、
最近は『恐竜』恐竜の剣・恐竜の絵・ダンボールの恐竜、『いちご』いちごのケーキ、いちごのお城
同じテーマでも様々な形にしたり、花束、城、ダンボールの恐竜、アクセサリー、ぬりえ、紙飛行機など
グループに分かれ作っています。
「私が恐竜を描きたい」「ぼくも」
耳を澄ますと、ダンボールで恐竜を作りたいと集まった4名が話をしています。
自分がしたいと考えていることを各々伝え合い、そこから話が平行線、、
花束グループでは花束のイメージが浮かばず、写真を見て共有することで活動が進みはじめたり、紙飛行機グループや他のグループでも「友達が話を聞いてくれないけどどうしよう」「私はこう思うんだけど」と考える声も聞こえます。しばらく様子を見ていると自分の思いを伝え、他の子の思いも一人一人聞き、話を進めることができていました。
これらの活動を通して見られた共通の姿
・友達や自分の良さに気付く
・自分と友達の多様な考え方を知る
・友達と工夫しながら遊ぶ
「〇〇くんすごいね!」「それいいね!」などという会話も聞こえてくるようになりました。
話し合いがスムーズにいかないこともまだまだ多く、自分の考えを言葉にしたり相手の気持ちに気付く、思いを汲みとることに苦戦する姿があります。保育者が話の整理をしたり必要に応じて助け舟・提案をして共通理解できるようにしています。
少しずつ「伝え合い」から「話し合い」へと変わってきている日々です。
文責:市来