お知らせ
2020.06.13
ブログ
ゆり組〜言葉による伝え合い〜
最近のゆり組は日々の生活や遊びの中で「言葉による伝え合い」がよく見られます。
「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」の中の1つでもあります「言葉による伝え合い」について今回はお伝えしようと思います。
まずは「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」とは、卒園(=小学校入学時)までに育まれる子どもの姿を10個の具体的な視点から捉え、より明確化したものです。
ゆり組は、現在男児4名、女児16名と女の子が多いこともありお喋りが大好きな子どもたちがたくさんいます。子どもたち同士の会話に耳を傾けるとクスッと笑ってしまいそうな会話も聞こえ毎日楽しく見守っています。なかなか言葉のやり取りが十分にできない子たちもみんなそれぞれ伝えたいことを言葉にして表現しています。
最近では、以上児のお兄さんお姉さんたちが戸外でダンスを踊っている姿に影響されてゆり組でも音楽に合わせて踊ることが多く、先日はリズム室の舞台の上に登り実際に踊ってみました。その際も「次何踊りたい?」と問いかけると自分たちの好きな曲や今まで踊ったことのある歌を伝えてくれました。自分たちで伝えた曲を舞台で踊れたことで子どもたちもいきいきした表情でした。
子どもたちは、私たち大人や友だちと過ごす中でいろんな経験をしながら考えたり、絵本の読み聞かせ、歌を歌うことで豊かな言葉や表現を身に付けていき自分たちなりの言葉で伝え合っています。
時には、物の取り合いや場所の取り合いで「あっちに行って!」「◯◯ちゃんは使わないで!」と言葉によるトラブルになることもあります。こういった場面では、私たちが側に行き子どもたちの気持ちを代弁することでお互いの気持ちに気付き、気持ちを切り替えて遊び始めています。
また、子どもたちがお話するときは子どもと同じ目線に立って話を聞くことで「話を聞いてもらえた」「話していいのだ」という安心感や自己肯定感にも繋がり、以上児クラスになったときのサークルタイムで自分の思いを言葉にして言えるようになるのではと思います。
言葉一つで気持ちが上がったり、辛い気持ちになったりと子どもだけでなく、私たち大人になっても経験のあることです。それだけ生きていくうえで言葉でのコミュニケーション、キャッチボールはとても大切なことだと思うので、日頃から私たちも言葉遣いに気をつけて、子どもたちの今の思いを精一杯受けとめられるよう過ごしていきたいです。
文責:福田