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2020.01.29

ブログ

ゆり組 ピタゴラスイッチ

先日、モザイクで遊んでいたときのことです。

 

三角形のモザイクを斜めにおいて坂を作り、小さな四角形を上に乗せて転がそうとする子がいました。

何をしているのか聞くと「ピタゴラスイッチを作っているんだ!」とのこと。子どもならではの面白い発想です。

その子はその後も「ピタゴラスイッチを作りたい」と言っていたので、

翌日、ピタゴラスイッチに興味を持った子ども達に童具とボールを用意してみました。

より、ピタゴラスイッチの雰囲気が味わえればいいなあとお馴染みのテーマ曲も流しました♩

 

初めはどうしたらいいのか分からないようだったので、

斜めに積み木を置いて坂を作り、その上をボールが通るような装置を作ってみました。

「そうしたら転がるんだ!」と気付いたようで真似しながらも、自分達なりに並べていきます。

並べ終わった子が積み木の坂の上からボールを転がすと、なかなか真っ直ぐ転がりません。

何回やっても最後まで転がず、悩む表情。

それでも子ども達は大人に聞くことなく自分たちで考えている様子だったので、

私も見守ることにしました。

すると、ふと思いついたように積み木の坂の横にさらに積み木を並べ、壁を作り始めました。

壁を最後まで作ると「次は最後まで転がるだろう!」という期待と自信に満ち溢れた顔でボールを転がします。

ボールは子ども達が自分達で考えた壁のおかげで、最後まで転がることに成功!

「やったー!ゴールしたー!」と飛び跳ねて喜びます。

 

ピタゴラスイッチの

・坂道をボールが転がる(仕掛けがある)

・ゴールまでたどり着けば成功

という仕組みをしっかり理解しているのですね。

 

このように「どうしてだろう」と疑問を抱くことから、物事の仕組みについて感心が向き、

物事についてよく考えるという習慣が身につくことに繋がっていきます。

また、その仕組みを解決するために自分達で考えることは大切であり、自分達で考えることで

解決できたときの喜び・達成感はとても大きいものとなるのです。

私達はその喜び・達成感を子ども達とともに共有していきたいと思います。

その達成感を味わうことで自信を持って行動するという自立心の芽生えにも繋がっていくのだと感じます。

 

周りの子供達もその姿を見ていたようで、自分なりにピタゴラスイッチを完成させました。

・複雑に重ねたり、並べたりして転がす仕組み

・タワーを壊すとタワーの中からボールが出てくる仕組み

 

・お家からボールが転がる仕組み

 

次回はペットボトルの芯などの廃材を使ったピタゴラスイッチを作ろうと計画中です。

どんなピタゴラスイッチができるのか…楽しみです!

 

 

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