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2025.06.10
ブログ
アクセサリー作り (きく組3歳児)

ある日、粘土遊びでネックレスを作り、自分に着けて嬉しそうに教えてくれたkさん!周りの子どもたちも真似して作る姿が見られました。
今のきく組の子どもたちが興味を持ったアクセサリー作り。
生涯活用する学びのスキルの獲得を支える為には、発展的な活動の中で体験に基づく知識を習得することといわれています。まさに本園の目指す園児像にある「『学ぶ』ことは楽しいと思える子」と繋がるものだと思いました。そこでアクセサリー作りの幅を広げ、子ども達の「自分にも作れた!」という達成感と自信、「こうしたら、上手くできるかも。この素材ではこんなアクセサリーができるんだ」という”学び”の経験とになるよう、子どもたちの成長に合わせ素材を変えて活動を展開しましたのでその様子を見ていただけたらと思います。
アクセサリー作りへの道①
童具のビーズとモール
全員の子どもが興味や達成感を持てるように、穴が大きいビーズと太いモールを用意しました。
⭐︎片手はビーズを持ち、もう一方で紐を持って通す➡左右の指先で違う動きを行うことで、巧緻性を高めることができます。
ビーズが繋がっていくことを楽しみ、モールをどんどん長く作る子もいました!
色への興味が広がり、好きな色の認識が生まれるこの時期。同じ色を集めたり3個同じ色を続けて使い違う色を繋げたりする子もおり、個性がありました!長くしたものは、「ネックレス!」と完成を喜んでいました。
アクセサリー作りへの道②
凧糸・ストロー
紐通しに慣れてきたので、前回より穴も小さく紐も細くしてみました。またストローの長さを短いものから長いものも用意することで難易度を上げました。
紐の細さに「通らないよう~」と苦戦していましたが、アクセサリーを完成させるべく諦めず挑戦する子どもたち。指先を器用に使えるようになり、だんだんと通すことができるようになりました。
ストローを通し終わると「結んで!」とワクワクした表情で、最後の仕上げを保育者にお願いしていました。
出来上がったアクセサリーを腕に通し、嬉しそうに友達と見せ合いっこ!
今回は色味が三色だった為、一人ひとりあまり違いのないアクセサリーに出来上がり、何個も作り遊び込む姿が少なかったでした。次回は色味を増やしたり糸の色も何色か用意して、アクセサリーを作り込めるような環境を整えたいと思います。またその環境の中で子ども達が友達との作品の違いの良さに気付くきっかけにもなるといいなと思います!
番外編〈自然物のブレスレット〉
アクセサリー作りとともに自然物集めが大好きなきく組。その2つを合わせた活動も行ないました!
粘着のある方を外向きで腕に巻き、見つけた気に入りの自然物を貼っていきます。お気に入りの自然物が集め一人ひとり素敵なものが出来上がりました。 子どもによってはヒーローの変身アイテムに見立てポーズを決めて楽しんでいました。
作ったブレスレットを、次の日お家からつけ登園する子どもいました。それ程思いのこもったものができ、大切にしているんだなと保育者として嬉しく感じました!
参考資料:学びを支える保育環境づくり~幼稚園・保育園・認定こども園の環境構成~ 高山静子 著
文責:中峯