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2025.05.09
ブログ
戸外遊び大好き〜もも組(4歳児)

もも組スタート
新年度が始まりました。もも組は1人の新入園児を迎え、22人でのスタートとなりました。1ケ月が経ちましたが、新しい環境に慣れ、安心して過ごし、保育者や友だちと園生活を楽しんでいます。
そんな子どもたちは戸外遊びが大好きで、何して遊びたいか聞くと「お外行きたーい」と言う声が多数聞かれます。園庭に出ると、菜の花やよもぎ、クローバーの葉を摘んだり、ダンゴムシやミミズを捕まえたりと春の自然と触れ合い、園庭の草花や生き物に親しみを持っているようです。
また、これまでの経験から虫がいそうなところを友だちと探索。築山のフェンスに近い落ち葉がたくさんあるところの地面を掘ったり、園庭に置かれてる少し重たいプランターを友だちと協力しながら移動させ覗いてみたりと好奇心旺盛です。虫を捕まえると手の平の上で、また虫かごに入れて動きを観察したり、図鑑と照らし合わせたりしています。
私たち保育者は、子どもたちの気づきや発見、不思議に思ったことなどに共感します。また、子どもたちと図鑑の写真を見て内容を伝える事で、物事を探求する楽しさを味わえるようにしています。
自然のなかで育つことの意義
プラスの園庭は自然にあふれています。研究では、自然体験が豊かな子どもほど、運動能力が高く、自己肯定感、道徳観、学力等が高いといった結果があります。自然の中の出来事は、偶発的であり、保育者の意図が届きません。自然物は多様で複雑であり、常に変化しています。形状や匂い、手触りや音など圧倒的な豊さをもっているのです。
また、指針の中の「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」には、「自然に触れて感動する体験を通して、自然の変化などを感じ取り、好奇心や探求心をもって考え言葉などで表現しながら、身近な事象への関心が高まるとともに、自然への愛情や畏敬の念をもつようになる」とあります。
自然と触れ合う中で、こども達の感性が豊かになるような経験が積み重ねられていくことと思います。
自然と触れ合い、興味を持って関わるこども達。これからも花や植物などの自然物を遊びに取り入れていきたいと思います。夏には、生き物の飼育や野菜の栽培をする予定でありますが、もしかしたら上手く育たないこともあるかもしれません。しかし、そこも大事な経験として、子どもたちと話し合い、試行錯誤しながら対策を考えていきたいと思います。
今後、子どもたちの興味関心やつぶやきをもとに環境を構成し、遊びが深まり広がっていくようにしていきたいです。
引用文献:「保育内容 5領域の展開」保育の専門性に基づいて 高山 静子
文責:白澤