お知らせ

2025.04.26

ブログ

R7年度がはじまりました!

新年度スタート!

ご入園、ご進級おめでとうございます。今年度もよろしくお願いいたします。

始園式にもも・さくら組(4.5歳児)が参加し、今年がんばりたいこと、取り組みたいことを発表してくれました。

「おてつだいをがんばる!」「積み木を天井に届くまで積み上げたい!」と新しいクラスでどんなことをしようかと、わくわくした思いがが言葉や表情にたくさん詰まっていました。

春を見つけた!

「地面に桜の花びらが落ちているね!」

先日、築山で遊んでいる4歳児に声を掛けたところ、桜の花びらに気付き「わぁ!」と目を輝かせていました。それから、何枚か並べて「あおむしみたい!」「顔も作れるかも」「ダンボールに貼ってみたらどう?」

と、桜の花びらに気付いてからはこどもたちのアイディアが次々に浮かびました。

眉毛を葉っぱで作りたいRちゃん・木の枝で作りたいHちゃん…と自然物で顔を作っていく中で、意見が分かれることもありました。

そのような時、大人が決定するのではなく 『一人ひとりの思いを、周りの子どもたちに伝える』 という関わりをしたことで、だんだん一つの意見にまとまっていきました。

これまで安心した環境で自分の気持ちを伝えたり、友達の話に耳を傾けたりした経験を通して、自分の意見も主張するが相手の意見も聞き入れることができるようになったのだと成長を感じた場面でした。

園庭では自然や虫、生き物などを通して春を感じています。

 

こどもたちの豊かな経験、育ちのために

昨年度末、各クラス担任・リーダーでR7年度の保育について話し合う時間を作りました。話し合った内容は「1年間を通して、こどもたちにどんな経験をしてほしいか」「そのためにどのような保育を行なうか」「保育者ができる環境づくり、かかわり」などについてです。

 

また、日々の保育の振り返り(その日の保育のねらいが達成できたか、良かった点や改善点など)・3歳以上児・未満児職員でのミーティングなどを定期的に行なっています。

「今日はこれをしよう」「今日はあれをしよう」とその日その日で単発的に保育を行なうのではなく、長期的な視点を持った連続性のある保育を実現、こどもたち一人ひとりへの援助をすることができるように努めております。

 

H29年に幼稚園教育要領・保育所保育指針が改訂され、幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿、主体的・対話的で深い学びの大切さが定められました。数年前から「こども主体の保育をしよう」と動きつつも、そもそも主体性とは何か、放任や自由とは違う、どのような保育者のかかわりが必要なのだろう…と疑問や課題が出てきています。

はっきりとした答えがでるまで長い道のりですが、こどもたちの育ちのために職員同士で保育についてさまざまな思いを交わしながら、考えていきたいです。

 

文責:引地(副主幹教諭、3歳以上児リーダー)

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