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2023.03.30

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もも組(4歳児)〜園の食事時間も子どもの育ちの時間〜

新園舎に移り3ヶ月余り、すっかり新しい園生活に慣れ、園庭や室内で楽しむ子ども達の賑やかな声が聞こえてきます。今回は”ランチルーム”が大好きな子ども達の食事についてお伝えします。

◎食べる事を通して様々な事を経験
錦ヶ丘では4-5歳になると自分で食べる量を決める配膳形式の食事です。

 

園の食事では自分の嫌いな食材や馴染みのない料理が出てくることも少なくありません。すると子ども達は「これ嫌い」「これ食べたくない」と自分の要求を保育者に伝えます。「一口食べてみる?」「半分にする?」と保育者も提案して、これまでに苦手な物も少しずつ自分で取り分けて食べられるようになってきました。

食事の時間は子ども同士でも様々なやり取りをしています。5-6人のグループに分かれての食事では、必ずしも仲の良い子と同じグループになるとは限らず、気が合う合わないに限らずたまたま隣同士になった子と「食事」をとります。食事中は玩具の取り合いのような事は当然なく、意見の相違も起きにくいです。多少いざこざが起きてもテーブルから離れる事はありません。これが遊びの場面であればその場から離れてしまう事もあるでしょう。

 

4-5歳頃になると食事の場面での会話を通して「後で一緒に遊ぼう」等と友達との約束の場面も出てきます。

 

「毎日の食事」という繰り返される毎日の中で友達とのやり取りを積み重ねる事で、人と関わる力言葉で表現する力社会性、道徳性(日々の食事に感謝したり、食事のマナーを通して友達を思いやり、自ら必要性を感じてルールを守る)を学び獲得しています。そう考えると「食事の時間」も大切な「保育の時間」と言えます。

保育者も子ども達のテーブルで交代で食事をしていると子ども達からの質問も度々。「どうして保育園の先生になったの?ママはね…」等、子ども達同士でも様々な話題で盛り上がっています。

最近では「食べ終えるのに時間がかかる」事があります。それはコミュニケーション力が高まってお喋りが多くなるから。偏食は大人になっても、どうしても食べられない食材があるように、嫌いな食材があるのも子どもの個性の一つとして大事にしています。ただ色々な食べ物に出会う機会を奪わずに提供し続ける事が大切で食べる経験を重ねるうちに「食べられるようになった!」と教えてくれる子どもも増えてきました。

4月から年長さくら組‼︎  就学を踏まえ、3月から少しずつ「おかわりは○時までに、○時までに食べ終わろう」と時計を見て始めと終わりの時間を決めて取り組んでいます。これからも食べるの大好き!なみんなでいてほしいです。 文責:大迫

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