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2022.03.31

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卒園おめでとう(5歳児年長)

先週、3月26日(土)に年長さくら組の卒園式を滞りなく、終えることができました。子ども達も緊張しながらも、自信に満ち溢れ堂々と舞台に立つ姿が目に焼きついています。

 

12月中旬辺りから卒園式の内容を話し合い、1月から少しずつ練習を重ねてきました。子ども達は卒園式で、保護者の皆様に『かっこいい姿を見てほしい』『できるようになったことを、みんなの前で発表したい』という気持ちが強かったこと、そして『感謝の気持ちを伝えたい』という思いがあったようです。

式順の中に【お別れの言葉】という卒園児からメッセージを送る場面があり、その内容を決める時も口々に『ありがとうって言いたいな~』という意見が多く、みんなで考え『ありがとう』の言葉と前向きな言葉を多く取り入れた内容にしました。

最後の合唱曲も、何曲か候補を上げみんなで聴いて選曲。最初は『この歌なら歌えるけど』という考えで、曲選びをしていた子ども達…

『歌える曲ではなく、卒園式の最後に友達みんなと歌いたいなぁと思う歌を考えてほしい』と伝えると、その意味を理解し再度選曲していました。そして決まったのが嵐さんの【ふるさと】

4分以上ある曲で歌いきるかな…覚えられるかな…と思い、歌詞を貼り出し1ヶ月間給食の時に毎回曲を流しました。『みんなで歌いたい』という気持ちの強さからでしょうか。全員、しっかりと1ヶ月間で覚えることができていました。子ども達の暗記力は素晴らしいですね。

2月からは実際に式の練習も始まり、子ども達の期待はどんどん高まっていきました。練習をするたびに参加してくれた職員に『今日は、私達何点だった?』と確認していました。職員もその場で良い点ともう少し改善した方がいい点と両方伝えてくれたので、子ども達にとってもそれが励みとなり『次の練習ではここを気をつけよう』『次は、もっとかっこよく!』など、1つ1つの練習を次に活かしながら、取り組めていたのを感じます。

今回の卒園式、本当は3月5日の予定でした。しかしながら諸事情により、延期を決定。子ども達にも、延期について正直に話をしました。最初は納得いかない子も数名いました。話し合いの中で全員が意見を述べることで、『みんなでできるなら別の日にしてもいいよ』『それで大丈夫だよ』『場所が変わっても、卒園式は同じだよね』と全員が延期に対して理解を示してくれました。

そんなこんなで、卒園式当日を迎えた子ども達。その日は【春の嵐】で土砂降り。『この雨、大丈夫なのか…』と私自身が不安になり気持ちが滅入りそうな朝でしたが、そんな気持ちを吹き飛ばしてくれたのは子ども達のキラキラした表情でした。土砂降りの中、普段とは違うお洒落な装いで登園。嬉しさいっぱいの様子になんだかホッとしました。嬉しさの中にも、いつもと違う雰囲気に子ども達も緊張は隠せないようで、『あ~緊張する~~』と何度も言葉にしていました。

しかし、式が始まるとそんな緊張もどこへやら。全員、堂々とした態度で舞台に立つことができていました。積み重ねてきた練習以上の姿を見せてくれ、私は言葉が出ませんでした。誰よりもガチガチに緊張していたのは私だったことでしょう。卒園式を通して、積み重ねた経験を形にしていく力・本番での発揮力、子どもが成長していくためのパワーの凄さを痛感しました。

最後に、卒園式を撮影にきてくださったカメラマンさん(堂園photoworksさん)が素敵なことを教えてくれました。『卒園式、大雨だったけど鹿児島ではあの天気を【島津雨】と言って、吉兆の前触れという意味があるんですよ』と。きっと、小学校へ元気に旅立つ子ども達を応援してくれている祝福の雨だったのだと思います。

 

さくら組の皆さん、ご卒園 おめでとうございます。

皆さんの新しい旅立ちを心から応援しています。  (文責:中江)

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