お知らせ

2021.08.16

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「エコ保育所等宣言園」へ申し込みました!

今年度、かごしま環境未来館へ「エコ保育所等宣言園」へ申し込みを行いました。

▶ホームページはこちら

 

エコ保育所等宣言園とは?

鹿児島市では、幼児期からの環境保全に対する意識づけ及び家庭・地域での環境保全活動を推進するため、環境にやさしいライフスタイルを実践する保育所・幼稚園・認定こども園をエコ保育所等宣言園として認定しています。(かごしま環境未来館のホームページより引用)

 

お隣の認定こども園錦ヶ丘では、昨年度より認定を受けています。保育園は、現在申請中です!

 

年間の取り組み計画

申請にあたって、年間計画を作成しました。エコ保育所のために改めて取り組む、というよりは今までの保育をエコの視点から考え意識した内容となっています。

 

全体目標

・食育活動(植え付け~収穫、旬の野菜、野菜の下準備、クッキング)を通し、育てる楽しさから食べる喜びを身に付ける。またその経験を通して、食(命)を頂くことへの感謝が芽生える。

・園庭の自然物を観察し、自然物を使って遊ぶ触れ合いの中で、自然への親しみ、慈しみが芽生える。

・園庭のソーラーパネルや、散歩中のゴミ拾い、廃材製作などの中で「3R」の考え方や自然のエネルギーを使用する機会に触れる。

 

月ごとの取り組みを、ひとつご紹介!

 

4月 園庭の自然を知り、親しむ。

4月、園庭のさくらんぼが実り、色んな花が咲く季節です。

子ども達自ら気付くこともあれば、大人の「あ!さくらんぼが実ってるね!」の声で気付くこともあります。

お店のさくらんぼに比べると小ぶりで、少しワイルドな味わいのさくらんぼ。それでも、子ども達は大好きです。4月から入所した子どもも、園庭に出ると自然豊かな環境に親しんで、楽しそうに過ごしています。

土で作られた山や、油断すると躓きそうな木の根っこ。屈まないと通れない、木のトンネル。

大きな怪我がないよう大人が見守る中、転んでひざを擦りむくこともあります。ですが、それも経験!一度転んだ場所では、もうなかなか転びません。「ここは危ないぞ」と分かって、子どもも気を付けます。転んだら、両手をつけば膝を怪我しない!と学んでもいます。

近年、安全すぎる遊び場が増えています。昔のような空き地、路地裏、森の中…子ども達が遊びながら、自ら学ぶ空間はなかなかありません。

 

子どもにとって大切な環境の要素が5つあります。(保育士キャリアアップ研修 幼児教育分野より引用)

1 挑戦できる環境

2 存分に試すことができる 変化を感じ取る環境

3 関わり合って作りだせる環境

4 力を出し切れる環境

5 ほっと一息つける環境

 

この5つの要素は、錦ヶ丘保育園の園庭に全て含まれています。近年、子どもを取り巻く環境の変化を思うと、保育園の園庭は貴重な遊び場だと思います。もちろん、自然環境ですので、子どもが予測不可能な危険がないよう、逐一大人が気を付ける必要もあります。

今後も、四季折々姿を変える園庭の自然環境を、安全に気を付けながら守っていきたいと思います。

 

最後に

エコ保育所宣言園として年間計画を作成することで、私自身エコについて考えるきっかけとなりました。

最近よく聞かれるようになったSDGsの1つにも、環境を守る取り組みが含まれています。

「ハチドリのひとしずく」という本があります。先日この本を読み、環境を守るために保育園がまず出来る事が、この年間計画の内容や意味を大人が意識すること。子ども達が、園庭で遊ぶ中で自然環境に親しみを持ち、自然を好きになること。なのではないか、と思いました。

たいへん素敵な本です。皆様もぜひ、読んでみて下さい。

 

文責:櫻田

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