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2021.06.23

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熱中症予防について

子供は熱中症になりやすく、自身で熱中症予防ができません。大人の見守りとケアが必要です。

今回は、当園での熱中症対策について一部ご紹介します。

 

突然ですが、皆さまは熱中症になった経験ありますか?私は炎天下での活動中に熱中症を経験したことがあります。自身の脱水症状に気づき、ベンチに横になってスポーツドリンクや水で水分補給をしましたが時すでに遅く、上体を起こすとひどい頭痛がして起きていられなくなり病院受診をし点滴をしてもらいました。『熱中症を侮ってはいけない!』と身をもって感じた出来事でした。

熱中症には以下の図のような段階があります。

熱中症は発症を予防することに加えて、軽度の症状を早期に発見して悪化させないことが大事です。

(環境省 熱中症環境保健マニュアル2018 より出典)

 

こまめな水分補給

水分補給の準備を万全にしていても、子供の機嫌が優れなかったり遊びに夢中になってしまってその機会を逃してしまう事も想定出来ます。当園では給食やおやつの時間だけでなく、室内でも室外でも同様に、またその子の状態に合わせて、こまめな水分補給を心がけています。子供たち自身が飲みたい時にいつでも水分補給できるような環境づくりをし、保育スタッフ同士もお互いに声をかけ合うようにしています。

飲み物は三年番茶です。暑い時の冷たい飲み物は美味しいですがお腹を冷やすと返って体調を崩してしまう事があります。三年番茶はアイスでも体を冷やし過ぎないというメリットがありますのでオススメです。

塩分補給をプラス

水分だけでなく電解質のバランスも大切です。活動中に、塩分補給として塩昆布や梅干しなどを少量ずつ提供する事もあります。人気で行列が出来る事もあります。

 

活動と休息のバランス

猛暑日の外遊びは決して無理せず、比較的涼しい時間帯を選んだり時間を短縮します。質の良い午睡が取れるように、部屋の温度や湿度に配慮します。

 

おしっこのチェック

おしっこの回数や色は脱水症状の目安となります。オムツを使用中の子供は観察しやすいです。トイレ使用する子供たちには、おしっこが出ているか直接聞く事もあります。「トイレ!」と言ってからトイレに行く子もいますから、大変ありがたいです。

 

FIRE』のポスターの掲示

各クラスにポスターを掲示して、熱中症予防を啓蒙しています。

参照:かくれ脱水JOURNALサイト

 

近年、地球環境問題でもある温暖化が叫ばれています。熱中症発生のピークは7月から8月の真夏と思われがちですが、梅雨時期から9月頃までと長い期間注意が必要です。今の時期から暑さに身体を慣らして(暑熱順化)、夏を乗り切る体づくりを心がけたいと思います。

 

大木

 

 

 

 

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