お知らせ

2021.05.28

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園内研修「人権擁護・特別支援(基礎)」

4月24日(土)、今年度最初の園内研修が行われました。参加者は、錦ヶ丘保育園職員です。

今回は、二部構成で行いました。

一部…新入職員と勤務2年目の職員を対象とした「特別支援(基礎)」

二部…全職員を対象とした「人権擁護」

錦ヶ丘で行っている特別支援について理解を深め、「子どもを尊重する」「受容的な関わり」「肯定的な見方」について考えを深める機会となりました。

 

保育園は、30名以上の職員が8種類以上のシフトで働いており、全員が揃う機会がなかなかありません。

園内研修という機会を設けることで、貴重な会議の時間を作ったり、ワーク形式の学びの時間を作ることで考えを深めたりすることができます。

また、園内研修のテーマの有識者の方、専門家の方をお呼びして、ご講話を頂くこともできます。

このような機会を設けることができるのも、皆様の暖かなご理解とご協力あってこそです。常日頃より、ありがとうございます。

 

特別支援(基礎)

目的:①発達障害について基礎知識を得る。 

   ②錦ヶ丘で行っている特別支援、特別支援の考え方について知る。

 

司会進行は、今年度特別支援担当の職員が行いました。座学形式で、発達障害の特徴や支援方法などを学んだ後は、錦ヶ丘で行っている取り組みや考え方について実例を交えて伝えました。

錦ヶ丘では同法人内に、児童発達支援事業所まふぃん錦ヶ丘があります。二ヵ月に一回ほど連絡会を行い、情報共有などを行っています。他にも、下記のような取り組みを行っています。

・個別支援計画の作成

・1歳半検診、3歳児検診に向けて保健センターや保護者の皆様との情報共有

・保護者の皆様との面談(適宜)

また、各クラスで子どもひとりひとりに合わせた環境面での工夫も積極的に行っています。

<工夫の一例>

・絵カード…ルールが視覚的に分かりやすくなります。

・ウォーターガイド、踏み台…体の大きさに合わせて、使いやすい水道を子ども自身が選べるようにしています。

・写真…片付ける場所が視覚的に分かりやすくなります。

・あいうえお表…5歳児クラスに掲示。保育室内に、給食のメニューや職員一覧など、ひらがなで書いた物を掲示しています。子ども達は、この表を見ながら読むことが出来ます。

錦ヶ丘では、「その子にとって、どのような関わりが必要か(最善の利益か)考え、実践すること」を大切にしています。そのため、保育園内での情報共有は勿論のこと、同法人内施設のまふぃん錦ヶ丘や、週に1回訪問して頂いている作業療法士中鶴さんと連携を取っています。

 

「inequality equality equity justice 」と検索してみてください。(不平等、平等、公平、正義)

この考えを大切に、子どもひとりひとりの事を考えた特別支援を大切にしていきたいと思います。

 

人権擁護

目的①人権擁護について改めて、深く考える。

…「子どもを尊重する」「受容的な関わり」「肯定的な見方」について考え、どんな言葉や関わりがあるか、お互いに意見を交わすことで、引き出しを増やす。

 

まず、事前に人権擁護のチェックリスト等を配布し、参加職員は内容を確認しました。

研修では、課題図書「保育者の理論と実践 著:高山静子」の演習を、メインに行いました。ワーク形式で行う事で、深く考えたり、意見を交わしたりすることができました。お互いの視点を知る機会にもなり、今後のチームワークの向上にも役立つことになりそうです。

研修の最後には、「子どもの権利条約(日本ユニセフ協会)」について、確認を行いました。ぜひ、ブログをご覧になっている皆様もご確認頂ければと思います。

 

保育士は、子どもに関わる専門職です。今後もその自覚をもって、学び続けていきたいと思います。 文責:櫻田

 

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