お知らせ
2020.12.05
ブログ
もちつき会➀~準備段階~
12月4日(金)は、もちつき会。今回のブログは、その様子をお伝えします。今年も準備段階から、さくら組(年長)の子ども達中心で行いました。そちらの様子もお伝えしたく、少し長めのブログになりそうなので、2回に分けさせて頂きます。
12月に入り、きく・もも・さくら組それぞれのクラスで、もちつき会へ向けての話し合いをしてもらい、それを基に一緒に準備を行いました。子ども達の中には、もちつき会に対して『楽しい』イメージや思い出があるようで、どのクラスも様々な意見やアイディアが上がっていました。積極的に手伝う子ども達のおかげで、当日までの準備もとてもスムーズ。私も行事の係として、とても助かりました。そして、皆で意見を出し合い・協力して準備する子ども達の協同性の育ちを感じることもできる準備段階となりました。
~ 準備の様子 ~
臼や杵の大体の準備物しか上がらないかな~と予想していた私。臼の下に敷くブルーシートや粉、ボウルも上がっていて驚き。さすが年長組。去年のもちつき会が『美味しかった』『楽しかった』だけの思い出だけでなく、経験として身に付き、記憶として残り、十分に生かされています!
●臼を出そう!どうやって!?●
倉庫に入っていた臼。まずはみんなで持ち上げてみる。動かない。押してみる。動かない。『子どもじゃ無理?じゃあ、大人の先生2人でやってみて』と言われ職員2人でやってみましたがびくともしない臼。しばらく考えました。
『去年のさくら組はどうやって動かしたんだろう…』
とAちゃんがポツリと呟き、そこから去年さくら組担任の職員に聞きに行く子ども達。 返ってきた答えは、
「転がしたよ。段ボール使った。」
『段ボールはどうやって使ったの?』
「それは、自分達で考えてみて!」
去年の担任は全ては伝えず子ども達に考えさせます。子ども達はすぐに段ボールを準備。そして、臼を持ち上げるのではなく転がすために“傾ける”ことに気づきます。さぁ、段ボールをどこで使うか…。ドアに段差があることに気付き、ここをどう乗り越えるかの難題に。
『あ!!ここに段ボールを敷いてその上を転がせばいいんじゃない?』
『そうだね。じゃあ傾けた時に誰か段ボール敷いて』
連携プレイも飛び出し、写真のように無事に臼を倉庫から取り出すことに成功。
『足、大丈夫?』
『Bちゃん、こっち支えて』
臼は重い!挟まったら大けが!危険予測がしっかりとできている子ども達は声を掛け合いながら、無事に臼を運ぶことができました。
●臼・杵を洗う●
前日の午後、臼と杵を熱湯で消毒し洗いました。湯気が湧きだつ様子に子ども達には洗う行為とは全く別の疑問が。
『ねぇ、これってさ何度くらいあるの?』
「どうだろう?相当熱いよね!温度計とかあれば計れるけどね…」
すぐに給食室に行くC君。
『温度計とかありますか?』
ありました!計ってみるとなんと80・3℃。
『80⁉どんだけあついのーーー!』
「みんなが入るお風呂より熱いね。2倍も3倍も熱いかも。」
『ええええーーーー!』
まさか、お湯の温度に興味が向くとは。しばらくはお湯の熱さに興奮して、布や手で扇いだりしてバタバタする子ども達でした。温度が下がると共に子ども達の興奮も落ち着き、再度洗うことに集中。洗い終わって、
「これさ、使うのは明日。どんな風にして置いとく?そのままでいいかな?」
と問うと、
『何か蓋する?どうしよう…せっかくきれいにしたし…』
と考えついたのが、大きなビニール袋を2枚使って覆う。風でめくれてどうしよ~となりましたが、ビニールの端を臼の下に挟めばいい!となりました。あとはテープで止めて無事に全体を覆うことができ、臼と杵の準備はOK。
●もち米を洗う●
5合分だけもち米を炊いてみる事に。計量カップの使い方を伝えると、お米をこぼさないよう慎重に計っていました。お米の洗い方は、
「お母さんはどんな風に、いつもお米を洗ってる?」
と投げかけると
『あ、分かる!!こうやって…』
と身振りでYちゃんがして見せると、みんなも同感。水を替える時も、左手で米を押さえ右手で釜を傾けてという動作が、難なく出来ていました。
3日間に渡っての準備は、子ども達の沢山の考えと協力で無事に終わりました。準備をしている時の子ども達の表情は、楽しさもありながらも時には真剣で、【自分達で!】という積極性と協同性に満ち溢れていました。
さて、当日の様子は第2弾でお伝えしますね。盛り上がりましたよ~~。
(文責:中江)