お知らせ
2020.03.31
ブログ
小麦粉遊びからの成長を感じて…
★感触遊び(小麦粉粘土)
・3月にたんぽぽ組で小麦粉遊びをしました。実は9月に1度行った時は子ども達が粉に水が入ってベチャベチャになった感触がイヤで泣いて・泣いて激しく泣いていました。今回は子ども達がどれだけベチャベチャへの抵抗がなくなったのか、子ども達の成長も確認したくて遊びを設定しました。
まずは粉のサラサラの感覚を手のひら・足裏・身体全身で感じます。サラサラは子ども達は大好きな感覚、この時間をたっぷりと設けます。最初はサラサラの感触だけで遊んでいましたが、粉がギュッと握れることに気付き、ギューッと握りパッと手を離す。サラサラの感触を楽しむ、そのような遊びを繰り返し25分ぐらい夢中になって遊びました。
その後、少しずつ水を入れて苦手なベチャベチャの段階へ、やはり手にベタベタがこびりつくことに抵抗を感じている子もいましたが、あまり抵抗を感じないように早目に小麦粉粘土状にして子ども達と遊びました。小麦粉粘土は子ども達がちぎる・丸める・のばすが子ども達の力でも出来るように柔らかさが調節できます。器用に指先を動かす遊びへと展開していきます。ひたすらちぎり続ける子、伸ばして「へび・へび」と自発的な見立て表現をする子、ただ触って感触を楽しむ子、丸める子、一人ひとり遊び方は自由です。遊びを見守る中で、それぞれが無になり一人の世界で遊び込んでいます。最後は、粗大遊びです!大きな小麦粉粘土を床に落としたり投げた後、足裏で踏みます。足裏のヒヤッとした感触・ピタっとはりつく感じ、最初は驚いた表情の子も気持ちよさに病みつきになり、なかなか友達に順番が譲れません。これも秋頃まで、裸足遊びを園庭で行い足裏の刺激を充分に行ったからでしょうか。
どんな刺激や感覚にも順応していく子ども達をとても逞しく感じます。
この1年間で様々な経験を一緒にしてきました。初めての砂遊び、泥んこ遊び、水遊び、裸足遊び手づかみ食べなど、子ども達の好奇心・自発性をくすぐり無理なく日々の経験を積み重ねてきました。不安になっても大人の見守りの中、遊んでる友達の笑顔から勇気をもらい意欲に繋がったのではないでしょうか。
保護者の方も危険はないのかな?と不安に思われた方もいたのではないでしょうか、でも子ども達は確実に逞しく今をしっかり生きて育っています。
小麦粉粘土遊びを通し更に確信しました。
これから保育園でも小学校に行ってもからも初めてのことは、今からいくつも経験することでしょう。でも0歳児での様々な経験が子ども達の基盤を作ってくれたらなと思います。苦手なこともあるでしょうが、その先には楽しい感情があることや、一緒に楽しめる友達がいること、近くに信じて見守ってくれる大人がいること、失敗しても大丈夫!って思える気持ちなど、また1歳児クラスに進級しても様々な経験で成長する子ども達が楽しみです。
⭐️卒園おめでとう????
さくら組の皆さん、昨日が保育園最後の日でした。
保育園を帰っていく皆さんの後姿はとても堂々としており立派でした。最後に照れながらも挨拶に来てくれた子もいて嬉しかったです。
私事ですが、我が家も今年は子どもの小学校・中学校の卒業があり、コロナの影響もありいつもと違う形式ではありましたが卒業式に親として出席できたことは、とても有難く感謝の思いでいっぱいでした。
そして、卒業の節目にいつも振り返り思うのが、元気に大きくなってくれてありがとう!という思いです。
日常では、そのことに感謝も忘れて子どもに欲を持って見ているのではないか…と感じます。
卒業という節目にもう一度、私が心をあらためて母親として自分をリセットして全てのことを包みこめる人になりたいと感じます。
お母様方も母親業を通して、子ども達に育ててもらえますね。
まだまだ、頑張りましょう????
乳児保育リーダー 中島