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2019.11.08

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さくら組 粘土が足りな〜い!!

11月1日のさくらカフェで、

自分たちで作ったコップでお茶を飲んでもらい嬉しかった子どもたち。

次回のフェスティバルで行うカフェでは、

コップ以外の食器も自分たちで手作りしたいという声があがり、早速食器づくりに取り組んでいます。

 

オリジナル食器で食べて欲しい!!

 

目標がはっきりしていることもあり、子どもたちの製作意欲は留まることなく、むしろ加速しているように感じます。

 

11月1日のさくらカフェの後は、なんと2日間で20キロの粘土の塊を使い切ってしまいました!!!

 

下の写真は水曜日1日で作った分です。棚に収めきれず別の場所でも乾燥中です。

 

◉使えなくなった粘土を復活させよう!

このペースでは、準備した粘土だけでは足りないかもしれない…そんな気持ちに保育士がなってしまうほどあっという間に粘土が作品へと生まれ変わっていきました。

 

そこで、ついに自分たちでの粘土づくりを開始!

これまでの作品で、焼く前に割れてしまったものなどを捨てずに乾燥させていたものを、砕いて砕いて砕き続けました!

根気よく砕き続けると、次第にサラサラの砂のような状態になります。これに、水を含ませると届いた時と同じような粘土に生まれ変わるのです!

粒が出来るだけ細かく、そして均一になるようふるいにかける作業も黙々としていました。

 

木槌や硬い石で砕き続けた女の子3人は、頭から粉を被り、身体中粉だらけになりながらも『まだ続ける!やめない!』

と、熱中しそして責任をもって真剣に砕いており、その姿が印象的でした。

 

焼き物の粘土として使う予定ですが、『泥団子の表面にこの砂をかけたいなぁ』という子もいました。子どもたちにとっては、いつも触れるものと感触が違う砂や土で遊んでいる感覚だったのかもしれません♪

 

 

 

 

 

 

 

◉作りたい食器(作品)を作りたい方法で

 

オリジナル食器として、おにぎりを置く平らなお皿、お味噌汁を入れるお碗を作ることになりました。

たたら板でスライスした厚さが均等な薄い粘土を、ラップを挟んだ型に合わせて、だいたいの形や大きさを型取る方法を選ぶ子、

丸い粘土の塊を、指で押して中央部分の穴を広げ、そして食器の側面となる部分の厚さを揃えたり、掻きベラでいらない粘土を削ったりする方法を選ぶ子、

同じ食器でも、イメージする食器を作りやすい方法をそれぞれが選択して作っていました。

 

『もっともっと作りたい!』と、大小さまざまな食器やコップ、かわいい猫の人形を休むことなく作る子、

 

本物のお碗を見て、高台を作る子。

「お碗に、こんな輪っか(高台)があるのはなぜだろう?」

『熱いお汁を飲むときでも、ここにゆびを当ててたら熱くないからかなぁ〜』

と、使う人の立場を考えながら、食器の様々な特徴についても注目するようになっていきました。

『フタをつけたい!お弁当箱みたいにもなるよ♪』と、たたら板を定規がわりにして、板状粘土をまっすぐ切り取り、角型のお皿を作る子。

お皿以外にも、カフェ空間を飾る壁掛けを作る子も現れました。

 

 

このように無我夢中で作っている子どもたち。

始めてばかりの頃、1ヶ月弱かけて20キロ使い切っていたのが、

2日で20キロ使い切るようになったのも納得です。

 

同時に、粘土の感触にも慣れ安心して素材に向き合い、自分のイメージを形にできる経験を重ね自信をつけたりしているように感じます。

保育士としては、

一つ一つの作品が大きくなっていること、

こちらが作ったお手本に囚われるのではなく、参考にしながらも伸び伸びと自分の作り方で作れる姿に

子どもたちの大きな成長を感じました。

 

まだ完成した作品も少なく、作りたいもののイメージが湧かない頃は、友達と同じものを作ることが多かった子もいました。しかし、『今日はこれを作りたい!先生!薄い(板状)粘土をちょうだい!!』と、自分で思いを伝えてくれるようになってきました。

たくさんの作品が生まれると同時に、子どもたちの気持ちの変化が嬉しい今日この頃です。12月のカフェで、自分たちの食器を利用してもらえる経験も、きっと子どもたちにとって格別なものとなると思います。

 

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