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2024.10.31

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🍒0,1歳児〜子どものイヤイヤ期について〜

01歳児合同クラスのさくらんぼ🍒組がスタートして半年が過ぎました。

入園当初、保護者の元から離れる寂しさから大泣きしていた新入園児も、今では安心した表情で保育者に抱かれる姿に嬉しさを感じます。

日々一緒に過ごす友だちの存在を意識し、関わりを持ちながら遊ぶ姿が見られます。

一人遊びを十分楽しんだ子ども達は、次第に保育者から友だちへと関わりを求めていきます。

「同じ場所にいる事が楽しい!」「同じ物を持つのが嬉しい!」と感じている子ども達。その中で友だちとイメージを共有して遊ぶ楽しさや、お互いの名前を呼び合ったり、「一緒に遊ぼう!」と遊びに誘ったりしながら一緒に過ごす心地良さをたっぷり味わっているようです。

イヤイヤを、しっかり味わって

出来ることが増え、「やりたい!」「自分で!」という気持ちが高まる1歳児。やりたいけど、うまくいかないという”もどかしさ”も多く経験し、時々この「イヤイヤ!」のような姿が園でも見られます。

保育者の「〇〇しようね」「走ると危ないよ、歩こうね」の声に「イヤ!」、「ご飯食べる?お片付けしようか」「いやだーまだ遊ぶ!」など、しっかりと自己主張するようになってきました。

この時期、大人はどう関わったらよいかと頭を悩ませます。保護者の方からも「最近イヤイヤがひどくって…」の声をお聞きする事があります。

子どもにとっては嫌な気持ちを味わった上で自分なりに乗り越えるという経験をする事が大切で、成長過程で通る道です。

 

例えば、大好きな園庭遊びから給食で部屋に戻らないといけないと時、「まだ遊ぶ!」と駄々こねがあります。保育者は「そうだね、まだ遊びたいよね」と気持ちは受け止めますが、「給食見に行こうか」「また夕方遊ぼうね」と声かけながら部屋へ戻ります。気持ちは十分に受け止めますが、行動は受け入れないという関わりを保育者も心がけています。

 

「イヤイヤ」が起こらないように大人がコントロールしたり、はやく乗り越えさせようと過剰に関わったりすると、子どもは自分の色々な感情と付き合う経験を無くしてしまいます。

 

例えば、○○してあげるから、こうしようね」、食事時「お菓子があるから、この野菜食べようね」等、ご褒美があると子ども達は次からも期待してしまうものです。

 

園での保育者の対応は「イヤなんだね」と共感し、「あぁかな?」「こうかなぁ?」と提案しながらも”気持ちは受け入れますが、してはいけない行動に対しては受け入れない姿勢”も大切”です。

”時には引いて気持ちが切り替わるのを待つ”、そういう丁寧な関わりの中で、子どもはゆっくり自分の感情と付き合い、折り合いをつけていけるようになるのです。

私たち保育者も保護者の皆様とともに”イヤイヤ期”に一緒にお付きあいしながら子ども達の成長を見守っていきたいと思います。

文責:大迫

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