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2024.10.25
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感触遊び(小麦粉)《さくらんぼ組1歳児》
8月にさくらんぼ組(1歳児)で感触遊び(小麦粉)を行いました。
ご家庭では、写真のように身体真っ白になるまで遊ぶことはないですよね。園では、ダイナミックに身体を動かして遊べる活動を多く取り入れています。
その中で初めての経験をし、色々な感触に触れてほしいという私たちの思いから感触遊び(小麦粉)をしました。
⒈感触遊びとは?
感触遊びとは、サラサラ・ふわふわ・ぐにゃぐにゃ・べたべた・くしゃくしゃといった感触の違いを楽しむ遊びのことです。指先をたくさん使うことで、大脳をどんどん刺激することができ、脳を活性化させる効果もあります。
⒉小麦粉を触ってみよう!!
0.1歳児は特に、水を含んだドロドロの小麦粉よりもサラサラな状態の小麦粉を思う存分に楽しむことをねらいに活動を行いました。
小麦粉を触っていくうちに「冷たいね」「見て、サラサラ!」「真っ白~」など自分の思いを言葉にして伝えてくれる一面も…
別のタライでは、足に付けてみたりギュッと握り団子を作ってみたり、子ども達なりの発想には毎回驚きです!
また、少し感触が苦手な子どもへは、無理に活動に参加させるのではなく保育者のアプローチの仕方が大切になります。「わあ!すごいね」「見てみて~」など、声を掛けたりさりげなく手の中に乗せてみたりを繰り返していくうちに、自然に活動を楽しめるようになりました。
⒊水を入れると…?
コップで水を少しずつ入れて混ぜていくとだんだん固まりができ子ども達も大興奮でした。
手先を器用に使いながら千切ったり、おにぎりのように丸めたり楽しみ方は十人十色!回数を重ねる度に小麦粉を触ることへの抵抗もなくなり夢中になっていました。
8月からの1ケ月はあっという間に過ぎ、より多くの小麦粉遊びを行った月でした。子ども達の変化が身近に感じることができ私自身も活動の取り入れ方など学ぶことが出来ました。
感触遊びで培われる力
①創造性
既成の玩具ではないため、自分の好きなように形を作れるため、創造性が広がります。
②主体性
砂に水を加えたら泥になるなどの性質の変化に気付き、子どもたちの「もっとやってみたい」という不思議との出会いが主体性に繋がっていきます。。
③手先の巧緻性
小麦粉をつぶしたり、細かくちぎったりすることで手先の巧緻性が育まれ、ハサミや箸への移行などがスムーズになります。
このように、感触遊びで培われる力はたくさんあります。
今後も、こども達の気付きや不思議と感じたことに目を向け、ともに新たな発見を共有していきたいと思います。
文責:神野