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2024.11.09
ブログ
さくら組(5歳児)の食育〜味噌作り〜
今回のブログでは、さくら組で取り組んだ食育の一つである、「味噌作り」での子どもたちの様子をお伝えします☺️
1日目 麦とお米を洗い浸す
「これが味噌になるの~」と不思議そうな表情の子ども達。
おにぎり作りでお米を研ぐことが上達し、丁寧に麦とお米を洗っていました。
保育者:「今日のお米と麦はどんな匂い?硬さは?明日はどうなっているかな?」
園児:「あんまり匂いしなかった」「明日は大きくなっているんじゃないかな!」
2日目 米・麦・麹を混ぜ込む
1日浸したお米と麦を触り「モチモチしてる」と変化に気づいていました。
水分を吸った麦米に麹を混ぜます。
袋から出した麹の状態は匂いなくサラサラの粉で、子どもたちは「塩みたいだね」と話しながら、全体に麹を混ぜ込んでいました。
3日目 米麦麹をほぐす
蓋をあけると「すこし味噌っぽい匂いがする!」と匂いに気づく子が。麹菌がうまれ、味噌に近い発酵した香りが少し出てきていました。
麹菌がより満遍なく発酵するようほぐします。
4日目 味噌玉
4日目の米麦麹は発酵の香りがしっかりとついていました。発酵の匂いに「おいしそう〜!」という子もいれば、苦手そうな表情をする子もおり、様々な反応が見られました☺️
感触が苦手な子も参加できるよう大豆を潰す工程では大豆を袋に入れたものも用意したり、「一粒だけ潰してみよう〜!」と声をかけたりしています。
潰した大豆が加わりみんなの知っている味噌に近づいてきました!
大豆と米麦麹をよく混ぜて、いよいよ子どもたちが一番楽しみにしていた味噌玉づくりです!
お盆の角についているものをかき集めて、どんどん大きな味噌玉に‼️
できた子から樽の中に力一杯投げて入れます!
投げて入れることは空気が抜け、上手く味噌に発酵するコツです😊
終わった後の子どもたち
自分たちで作った今の味噌の味を知るため、手についた味噌は洗わず「食べてね〜」と声をかけてみました。
それまで苦手な表情だった子も食べてみたことで美味しさを感じ、「はやく味噌完成してほしいな」と呟く子ども達。樽いっぱいに入った味噌玉を前に、「いつ食べられるの!?」「はやく食べたい!」と完成を心待ちにしていました🤗
今回作った味噌に愛情を込めて「みそちゃん」という名前を付けました♡
4日間を通して味噌に使われている食材を知り、味噌になるまでの手間暇や食材の変化を楽しく五感で感じていました。活動後には、子どもたちから「味噌汁にしたい!」「豚味噌おにぎり作ってみたい!」という言葉が出てきた姿に、味噌から食への興味が広がっていることを感じ嬉しく思いました。今後も私たちは、この子どもたちの食への興味を支え、子どもたちが大きくなった時の生活の豊かさに繋がればと思います☺️
文責:中峯