お知らせ
2024.03.30
ブログ
人形劇に心動かされて・・・(もも組4歳児)
2月の人形劇団の観劇会に参加しました。
毎年行われる人形劇に、子どもたちもワクワク!「今年はどんな物語かな~」と目を輝かせていました。
今年の演目は「おむすびころりん」
登場人物によって声色が違ったり、おにぎりが転がる様子が躍動的だったり、1つひとつの動きに心を動かされ、笑ったり、一緒に歌ったりと物語の世界に入り込んでいました。
劇で表現
人形劇鑑賞後、興味を持った数名の子ども達は、ごっこ遊びにて”即興もも組劇団”開催!!
「こんなセリフ言ってたよね」
「ここで歌を歌えばいいんじゃない?」など
自然と子どもたち同士で様々なアイディアを伝えあいながら一つの物語「おむすびころりん」を完成させていきました。フェスティバルで絵本の世界「三匹の子ブタ」を劇で表現した経験をもとに、自分の役割を全うする力・友達と友だちと協力してやり遂げる力が身についていました。
絵で表現
絵を描くことが大好きな子どもたちは、その日にあったことを絵で描いて表現します。
さっそく、人形劇で見たネズミやおにぎりを描いてみることに!
「楽しかったな♪」という子どもたちの感動が絵にも込められており、描かれたネズミたちの表情もとても楽しそうでした。
「なんか楽しそうだな」
「やってみたいな」
楽しい活動は、周りの子ども達を巻き込んでいきました。
紙人形劇
もっと、子どもたちの感性・表現を引き出したい!と思い、
「劇で表現の他にも、紙人形劇で表現することもできるんだよ」と伝えると
「えー!どうやって?」「やってみたい」と
“やってみたい”という輪がどんどん広がり、8名の子ども達で紙人形劇へと発展していきました。
子どもたちが描いた絵を形に沿って切り取り、竹串で持ち手をつくり紙人形の完成!
自分でつくった紙人形を使って、さっそく友達同士でセリフを言い合うなど遊びが広がっていきました。
遊びの延長線上から生まれた紙人形は、いつしか
「みんなに見せたい」という強い思いへと変わってきています。
セリフを言う練習を重ねるうちに、
「ねずみの声は可愛く言いたい」
「絵本にはいないけど、人形劇にいた“いじわるおじいさんとおばあさん”をつくりたい」
「いじわるおじいさんとおばあさんが、暗いとこを動き回って怪我しちゃうところは"ドンドン!“ってぶつかる音があったらいいんじゃない?」
「ねずみさんが、ご馳走だしてくれる時は“ねずみさんありがと“って言うのはどう?」
「いいね!」
どんどん想像を膨らませ、世界に一つしかないオリジナルストーリーをつくりあげていました。
振り返りから
始めて、クラスの友だちの前で発表してみました。
緊張した様子でしたが、大きな声を意識したりセリフの箇所を意識したり練習の成果を存分に発揮していました。
見てくれていた友達に、
「どうでしたか?」と自分達から感想を求めるなど達成感に満ち溢れていた子ども達。
「ネズミの声が可愛かった」
「歌を歌う時、ネズミたちも楽しそうだった」
「セリフとセリフの間が長いところがあった」
様々な意見を受け止めながら、
「今度はさくら組のお別れ会の時に見せてみせてあげるのはどう?」
「分かりやすいように看板みたいなのあったらいいんじゃない?」
とさらなる目標を掲げていました。振り返りを元により良くするためにはどうすれば良いか?みんなで話し合いながら次なる目標へと進んでいきたいと思います。
経験は宝物
楽しいところは、紙人形をユラユラさせよう!
いじわるおじいさん・おばあさんは意地悪そうな顔をかこう!
紙人形劇を通し、登場人物を自分に置き換えることで、喜怒哀楽のさまざまな感情に共感し、自分自身の心のバランスを保つ力を育みます。
一年を通して、子どもたちのやってみたい!という思いから様々な経験を一緒に共有でき私たち担任も嬉しく思います。“やり遂げた!“という達成感を得た経験は今後の子どもたちの自信となり、次の活動の意欲へと繋がっていくことでしょう。
今後も子ども達のさらなる成長を見守っていけたらと思います。一年間、ありがとうございました。
文責 関