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2024.03.12

ブログ

新聞紙の鬼づくり!(4歳児もも組)

もも組では、友達と遊ぶ事は楽しい!とより感じてもらえるよう、少人数活動やルールのある遊びを多く取り入れています。以前ブログでお伝えした積木遊び(童具で表現しよう!)では相手の気持ちにも気付くことができるいい機会となりました。

今回は、新聞紙遊びから発展したみんなでつくる鬼づくり活動についてお伝えします。

新聞紙遊び

新聞紙遊びは、小さくちぎったり丸めたり畳んだりと指先を器用に使って遊びます。その中で指先の巧緻性を育み、集中する場面と発散する場面の切り替えも出来るようになってきます。また、新聞紙の素材にも注目し、破りにくい箇所・破りやすい箇所に気づきながら考えて取り組むことが出来るようになってきました。

新聞紙を破る

 

ちぎれずに長く破れたかな?長さの比べあいっこ!!

「僕の方が長い?」

「ちょっと短かった~」

新聞紙遊びから”長さ”を意識する姿がありました。

子ども達は、身の回りにあるものの長さを意識する中で”自分と物との距離”の認識を高めていくといわれています。物の長さをはかり、長短の感覚を理解することで、やがて空間全体への関心(空間認知力)に繋がります。

遊びを通して、幼児期に育っていく能力の基礎を学んでいます。

みんなで鬼をつくろう!

折り曲げて、破って、丸めた新聞紙はみんなで片付けをします。

節分も近かったため大きな袋に入れたビニール袋の玉は鬼に変身!

みんなで協力して作る鬼づくりへと発展していきました。

「鬼は何色かな?」

「青と赤じゃない?」

「黄色のパンツはいてるよね」

「黄色と黒の角もあった!!」

みんなで話し合い、青鬼と赤鬼をつくることに!

どんな鬼になるかな?作る前からドキドキの様子の子ども達。

折り紙をちぎって貼る

「新聞紙より破りにくい」ここでも素材の違いに気づいていました。

 

ちぎった折り紙を鬼の顔に見立てた、新聞紙を入れた袋に貼ります。

「ここ新聞紙見えてるよ」

「もっといっぱい折り紙ちぎろう」

こだわりながら丁寧に貼りました。

「目は可愛くても良いよね」

「いいね!私も可愛い目かきたい」

友達と言葉のやり取りをしながらどんな鬼にしようか?話し合って作ることが出来ました。

子ども達は想像豊かです。鬼=怖いという概念にとらわれず、子どもたちのイメージにあった鬼をつくりました。

完成した新聞紙の鬼でいざ豆まき!

「自分の心の中にあるやっつけたい鬼はなにかな?」

豆まきを通して”泣き虫鬼””怒りん坊鬼”など「心の中にある鬼」とも向き合うきっかけになったのではないかと思います。一年を通し、友達と一緒に一つの物をつくりあげる経験をすることで、自分の気持ちに折り合いをつけて友達の意見や考えを取り入れながら作ることが出来るようになってきました。

4歳児になると、自分の気持ちに葛藤しながら、相手の気持ちを考えられるようになる時期です。伝え方も難しく、自分の気持ちを伝えたい!と強い思いから怒っているように感じられることもあります。その時は、私たち大人が代弁し、相手の気持ちにも気づけるよう働きかけています。そして、この葛藤を通して、また一歩成長できるよう今後も友達と遊ぶ楽しさを存分に味わえる活動を取り入れていきたいです。

 

文責:関

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