お知らせ
2024.01.20
ブログ
鬼火焚きを行いました
錦ヶ丘で新年を迎えて初めて園全体で行う行事は「鬼火焚き」です。
例年は隣の姉妹園、認定こども園錦ヶ丘の園庭に大きなやぐらを組んで行っておりましたが、今は新しい園庭に生まれ変わるための工事中。
そこで今年は、錦ヶ丘プラスの園庭で例年より小規模で行うこととなりました。
鬼火焚きって?
お正月飾りについた悪霊を火で燃やして追い払う鹿児島の伝統行事です。
その煙を浴びると、1年間無病息災に過ごすことが出来ると言われています。
お正月の間、お家や建物を守ってくれたお正月飾り(しめ縄、しめ飾り、門松など)をそれぞれに持ち寄り、子ども達が自分達で焚火の土台に積み上げて小さなやぐらを作りました。
いざ、着火!
「火をつける10秒前、9、8、7、6、5、4、3、2、1、着火!」子ども達の元気なカウントダウンに合わせて、火が燃え上がりました。あっという間に燃え盛る炎に、「うわー!」「あったかーい!」「パチパチいってるね!」
「悪い霊、バイバーイ」と大興奮の子ども達。小さな子たちも食い入るように赤い炎を見つめ、大人に抱かれながらも手をいっぱいいっぱい伸ばしていました。
もくもくと出てくる煙はしっかりと両手で手招き。自分の身体の方に必死でかき集める姿がありました。めいっぱい煙を浴びた子ども達は、この一年、きっと丈夫な身体で過ごせることでしょう!火のあたたかさ、煙の匂い、パチパチと鳴る音など、子ども達の五感が存分に刺激された時間でした。
行事を通しての交流
隣のこども園とまふぃんの子ども達も園外の一般道路を歩いて鬼火焚きに参加してくれました。行事を終え帰って行くときに互いに笑顔で「バイバーイ!」と手を振り合う姿は、いつ見ても心が温かくなります。思いのまま行動出来るこども達は初対面でもすぐに打ち解け合い、笑顔を交わしています。大人になるにつれて、忘れてしまう気持ちをこども達の姿から思い出し勇気をもらいます。
両園で行う行事には、こども達や職員の関わりを深め、同じ姉妹園としてこども達も仲良く助け合っていきましょうという願いが込められています。
灰は畑の肥料へと変身!
かれこれ2時間ほどかけて燃え尽きた鬼火焚き。しめ縄のわらや門松の竹、松などが真っ黒い灰や炭になっていました。残さずに集められ、畑の肥料として次の役目を担います。みんなのお家や園の建物を守ってくれた正月飾りですから、きっと畑も豊作へと導いてくれることでしょう! 文責:上岡