お知らせ
2023.12.26
ブログ
文字を書くって楽しい!【さくら組(5歳児)】
硬筆が始まりました!
12月から就学に向けたアプローチカリキュラムのひとつとして硬筆が始まりました。
外部講師の方をお招きして、週に1回2グループに分かれて30分程行っています。始まる前から、楽しみにしていた子ども達は、時間になると30分間静かに座り、集中して取り組んでいます。
硬筆では、鉛筆の持ち方や椅子の座り方、鉛筆の削り方などの基礎から教えていただきました。
しっかりと学んだことを意識しながらプリントに取り組み、時には隣の友達と確認し合いながら進めていました。文字にあまり興味のなかった子達も基礎から知る事で、苦手意識を持つ事なく「やってみよう!」と思えるようになってきているようです。また、硬筆を通して文字の読み書きへの興味関心が高まっています。
文字を書くって楽しい!
最初は文字に興味がある子とあまり興味がない子と様々でした。しかし、お化け屋敷の招待状やさくら組ポストの設置を通して少しずつ文字への興味が深まり、【あいうえお表】を見て書く以外にも友達の真似をして文字を書く様子が見られるようになりました。紙に書く回数が次第に増えていくと、伝えたい言葉をしっかりと考え、「また、一緒に遊びたいな」や「手話を教えてくれてありがとう!」など自分の思いを手紙にしていました。
今回、さくら組ポストを設置したことで子ども達は、友達や職員に日頃の感謝や恥ずかしくて言葉にできない思いを手紙にしていました。伝えるのは言葉だけではなく、手紙を送る方法もあるという事に子ども達自身が気付いた良い機会になったのではないかと感じています。手紙を受け取った子ども達は、目をキラキラさせながら手紙を読み、とても嬉しそうでした。
読み終わると、送ってくれた友達へ「手紙読んだよ!」や「手紙もらえて嬉しかった!」など感想を伝えています。感想を聞くことで、自信が付き書く意欲へと繋がってきているようです。
もちろん、想いを手紙で伝えるには、文字を書かないといけないという点もあります。経験や想像などから書きたいことを見つけ、伝えたいことを明確にする力も必要となっていきます。文字を書く事に興味があまりない子は何をどう書けばいいか分からず、最初は戸惑い、難しいと感じることもあると思います。その中で、友達が書いている姿やあいうえお表を見ながら書く経験を通して文字に触れる楽しさに気付き、次第に文字や文を書けるようになっていければと思っています。今後も、文字への興味が深まるよう、保育室に【あいうえお表】や大人から子ども達への手紙などを貼っていきたいと思います。文責:池田
参考文献:【保育内容 5領域の展開】 高山静子