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2023.11.14

ブログ

やりたい!の延長線上 Part2 ~ダンス・マジック・劇~(もも組4歳児)

今回は、劇とマジックとダンスについてお伝えします。

前回のブログ【やりたい!の延長線上 Part1】に話し合いの様子や街づくりの様子をお伝えしています。ぜひご覧下さい!

ダンス

今年のもも組は「ダンスが好きな子たちが多い」という印象をもちながら始まりました。運動会でダンスを選択する子も多く、心の底から楽しんでいる様子を半年見守ってきました。

秋になり、園庭に大きな葉っぱが落ちていることに気付くと、ボンボンに見立てて遊び始める姿がありました。「音楽を流して」というので曲を流すと、葉っぱのボンボンを手に自然の中で楽しそうに踊り始める子ども達。このような様子を保護者の皆様にもお見せしたいと感じました。

その後、フェスティバルの話し合いでもすぐに「ダンスがしたい!」と意見が出てきました。

たくさんの子どもたちがダンスをしたいといっていたのですが、実際にみんなの前で踊ってみると

「恥ずかしい」「お母さんがいたらできないかも」

と人前ですることの緊張感を感じていました。

実際に人前で踊る経験と話し合いを何度も重ねて、それでも「ダンスしている姿を見せたい!」と強い意志を持つ子ども達がダンスを選択しました。

2人の共通の好きなものは「プリンセス」

何の曲にしようと話し合いを進めるうちに「なんか、プリンセスみたいにゆっくり動いて踊りたい」とお互いの意見が合致し、オーロラ姫の「いつか夢で」に決まりました。

2人で曲のイメージに合わせて振り付けをし、衣装は“かわいい”を追及してこだわって作りました。

見どころがたくさんのダンス、ぜひお楽しみに♪

マジック

夏頃、土と水が混ざって「茶色になった!」という気づきから、葉っぱやお花を潰して色水を作ることを楽しみました。

さらにその活動を広がり、絵の具(赤・青・黄)を使って様々な色を作る色水遊びへと発展!

絵の具を使った活動を通して、同じ緑でも配分を変えただけで全然違う色になることに気づき、どうやったら思い通りの色を作れるか何度も実験をしていました。

このように、「色つくり」という一つのテーマで活動の幅を広げてきました。

もも組で半年を通して行った色水遊びを【マジック】という演目で4人が表現します。

人前で披露することも練習を重ねて自信がついてきました。

フェスティバルに向けて改めて好きな色を決め、セリフもどのように言ったら伝わるかみんなで話し合って決めています。

たくさんの色つくりの経験を経て、自信を持った色水つくりのプロが行うマジック、ぜひお楽しみに♪

今年のもも組の子どもたちは絵本が大好きです。この半年間は絵本にまつわる活動を多く取り入れてきました。

毎月行われるひだまり文庫に参加したり、絵本館に行って好きな絵本をじっくり読んだり。

そうする中で、同じ作者が描いた絵の特徴に気づき、同じ作者の本を集めて読むことや、お絵描きした紙を4等分に折りたたんで自作絵本を制作することへと展開していきました。

また、子ども達の好きな絵本をテーマに童具で表現してみました。よく観察してから取り組むことで、絵本の細かい部分も工夫していました。

このような活動を通して「自分たちで表現したい!」という意見が出てきた子ども達。

これまでの活動を「劇」という形で表現することに決まりました。

”ももんちゃん” ”いきもの” ”三匹のこぶた” 等、普段親しみ深い絵本がランクインするなか、多数決で「三匹のこぶた」に決定!

 

劇も人前で話すということで何度も練習をしました。

子ども達は、実際にやってみることで想像していたよりも難しいことに気付きました。そこで、一度大人がモデルを示して子ども達がイメージしやすいようにサポートすることで、本当に自分がやりたいことを選択することができました。

配役や背景についても子ども達同士で考え話し合い、協力して作り上げました。

「絵本を表現したい」と始めは取り組んでいたのですが、だんだん劇の内容について話し合っていくにつれ、オリジナルストーリーになりました。

役になりきって、絵本の世界を楽しそうに表現する子どもたちの姿をお楽しみに☆

おわりに

この半年で子どもたちが興味があるものをじっくり深めてきた様子をフェスティバルでお伝えします。

大好きな活動を深められる喜び、保護者の皆様に伝えられる喜びを感じられるように工夫しました。

一人ひとりの姿や子ども達のやりたい!というすべての気持ちを受け止めながら、どうしたらみんなが自信をもって取り組めるか、子ども達と話し合ってきました。

得意なことを追及する楽しさを感じ、毎日わくわくしながら準備したフェスティバルです。

少し緊張するとは思いますが、これまでの子ども達の様子やここまでに至る過程を思い浮かべながら温かい目で見守っていただけると幸いです。

私たち担任も、保護者の皆様に過程をじっくりお伝えできたらと考えていますので、ぜひ当日はたくさんお話ししましょう♡ 文責:春成

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