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2023.11.07

ブログ

さくら組(5歳児) ホーンテッドハウス

4月の始め頃、子ども達に「さくら組で何をしたい?」と問いかけると、去年の年長児が行った活動が印象的だったようで、子ども達から「お化け屋敷がやりたい!!」と意見が数多く出てきました。子ども達の「やりたい!」思いが強く9月にお化け屋敷をすることが決まりました。

話し合い

運動会が終わり、お化け屋敷の話し合いがスタート!!

まずは、【テーマ】を決めることから始まりました。「お化け屋敷って怖い場所だよね…」や「お墓もあるよ!」「ボロボロのお家も怖いよね」など、様々な意見がありました。その後、テーマは話し合いを重ねて「ホーンテッドハウス」に決定しました!!

道具作成

事前に、【何を作りたいのか】【作るために必要な材料は何か】を決め、準備した素材を自由に使ってグループごとに分かれると、ホーンテッドハウスに必要な道具(壁の装飾やテレビ、椅子等)を作り始めました。

壁の装飾では、「赤色の手形」「ちょっと黒色が入ったら怖くなるかも」という子ども達からの提案があり、絵の具の色は選択制にし、自由に使ってもらうことに。そうすることで、血の色に近い赤や赤と黒混ぜた色を選んだり怖くなる方法を考えたりと、試行錯誤しながら取り組む姿が見られました。

 

怖さをより引き出せるよう、絵の具に少し多く水を含ませたり…

手や足を使ってみたり…

様々な方向から手形を付けてみたり…

子ども達の工夫がたくさん詰まった道具が完成しました。

リハーサルをしよう!

道具が完成した後は、みんなで配役と隠れる場所を決めました。

「椅子に座りたい!」や「机の下から手を伸ばしたい」など、最初は自分の意見を主張することが多かったのですが、回数を重ねるごとに周りの意見にも耳を傾け、気持ちに折り合いをつけながら自分の意見を伝える姿に変化していきました。

配置が決まると、実際にお化けになりきって隠れてみたり、もっと怖くなるように低い声を出す練習をしたりとグループに分かれて、工夫しながら練習をしていました。

ホーンテッドハウス当日!!

当日は、お化けをイメージした白や黒の洋服を着て張り切って登園!

始まる前は友達とやる気満々の様子で円陣を組んでいました。さらにリハーサルを入念に行い、お客さんが来るのを楽しみに待ちました。

ホーンテッドハウスがスタートすると、自信を持ちこれまで練習してきたことを披露していました。

当初は、1日のみの開催予定でしたが、好評だったため2日間延長することに!

子ども達は、持ち場を交代するなど、様々な配役を体験しながら最後までやり遂げる事が出来ました。

子どもたちは、約2カ月間の準備の中で、少しでも血の色に近づけられるように混ぜる絵の具の分量を工夫したり、お互いに驚かし方を見せあったりと怖くなるような工夫をしていました。また、気持ちに折り合いをつけながら話し合いを進めたり、自分で考えて提案したりする実際の経験を通して、学びにつながったのではないかと思います。

今後も子ども達の“やりたい”を活動の中で取り入れながら、学びのサポートが出来たらと思っています。文責:池田

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