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2023.07.28
ブログ
ゆり組(2歳児)自我の芽生え
最近のゆり組の子ども達は、言葉で保育士や友達に自分の思いを主張することが増えてきました。
今回は『自分で!』や『イヤイヤ!』という自我の芽生えについてお伝えしていきたいと思います。
自我の芽生えとは・・・
一般的に自我の芽生えとは、「自分でやりたい」と自分の意志を表示するようになることをいいます。
自分でやりたい、という子どもの気持ちは、最初の自己主張です。成長を促すためにも、できる限りのことはやらせてあげるよう見守りたいと思っています。
(最後まで自分で積みたい!)
(自分でブリッジできたよ!)
子どもの自我形成を促す上で重要なのは、やりたい気持ちを認めてあげることです。
その際、やるべきことを「やりたくない」と拒絶することもあります。子どもたちは、やるべきことを拒絶する際、「自分の気持ちと合わない」と感じていることがほとんどといわれています。
「靴下を履きたくない!」
実際のエピソードと大人の声かけについてお伝えします。
戸外遊び前、靴下を履いて外に行きたくないという子がいました。まずは、「行きたくなかったんだね」と気持ちを受け止め、その後「靴にする?それとも裸足にする?」と子ども自身に選択してもらうように促しています。自我が芽生え、「じぶんで!!」の気持ちが大きいからこそ、自分で選べたということが次の行動への意欲に繋がります。
また、選択肢を与えるときに気を付けていることとしては、「大人にとっても、子どもがどちらを選んでもOKな選択肢になっている」ということです。子ども達の思いを尊重しながら、関われるように意識しています。
【子どもたちの「自分の気持ち」を認めてあげるために】
「〇〇しなさい」ではなく「〇〇したくなったら言ってね」と待ってみたり、「〇〇の代わりに△△してみようよ」と選択肢を与えたりなど、コミュニケーションを取ることも大切だと考えています。
子どもたちは自分の欲求が受け入れられると満足感を得ます。認める、満足するということによって、子どもの「やりたい」「できない」「うまくいかない」という感情が、大人への信頼や自分自身の経験に繋がっていきます。
(自分で靴下を履きたい!)
現在、ゆり組の子どもたちも身の回りのことなど『自分でしたい!』ということが更に増えてきました。私たち保育者は子どもたちの『やりたい!挑戦したい!」という気持ちを大切にし、出来る限り挑戦できるよう今後も1番近い場所で見守っていきたいと思っています。
文責:永井