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2023.07.24

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きく組(3歳児) ハプニング発生!梅干し作り

先日、梅仕事の話し合いをしました。子どもたちからは「おにぎり食べたい!」という声が!「おにぎりを食べたい」という子どもたちの気持ちを知り、子どもたちが自分でおにぎりを握って食べる経験が出来たらなと思いから、梅干し作りを行いました。

梅干し作りで見られた子どもの姿を、幼児期の終わりまでに育ってほしい「10の姿」に沿ってお伝えします。

 

【豊かな感性と表現】

冷凍するとエキスが出やすくなるとあり、冷凍梅を使用。梅の形(丸さ)を手で感じたり、サラサラとした手触りや冷たさを楽しんだりすることが出来ました。また、塩を手でジップロック(保存袋)に入れ、塩のザラザラした感触を楽しみました。

梅を手に取り「つめたーい!」と微笑む子どもたち。

普段は料理になった状態で、子どもたちが口にしている野菜や果物・お肉などの食材たち。クッキングの活動は、これらの食材が手を加えられる前の本来の姿を、子どもたちが見る・触る・嗅ぐ・知る機会になっています。また、食材を本来の状態から自分たちで手を加えて作ることで、料理が出来る過程も子どもたちにとって経験や学びになるのだとおもいます。

そして1番は、自分たちで作ったという満足感や自分たちで作ったことで料理をより美味しく楽しむことがを味わえることが良い経験になるのだと感じました。

 

【数量や図形、標識や文字などへの関心・感覚】

きく組の子どもたちは、5本指で表すことの出来る数字(1~5)や、玩具の数(1個、2個)、折り紙を折る経験(三角形、四角形)から、少しずつ数や図形に興味が出てきています。

梅干しのレシピは梅1kg、塩100g、焼酎(消毒用)100g

今回は、子どもたちがクッキングでも数に親しむことが出来るようにはかりを用意しました。

塩や焼酎は使用する量よりも多めに用意し、子どもたちと100gを一緒にはかったり、1kgの梅の重さを数で見たりしました。はかりの数が増えていく感覚や今、はかりの数字はなにかな?と見たり考えたりすることが出来ました。

勿論、最後は美味しくみんなが食べられるようにという思いですが、クッキングの過程で、分量を多く入れてしまったり、こぼしてしまったり…という失敗もあります。しかし、そんな素敵な失敗から子どもが気付くこと・学ぶことに繋がります。成功も失敗も経験しながら、「クッキングは分量をはからないと美味しく出来ないんだ!」と気付いたり「次はこうしよう!」と学んだりという成長にとても大切なことに思います。

 

【健康な心と体】

ジップロック(保存袋)に梅と塩、焼酎を入れ、準備完了!あとは、その上に重しをのせたら大丈夫!…と思っていたらハプニングが発生しました!

重しに使用するビニール袋いっぱいの水が、机から床に大量にこぼれたのです。

子どもたちの服にもかかり…。

しかし、こどもたちは「はっ!」とした表情をし、「ふかなきゃ!」と素早くハンドペーパーやティッシュ、雑巾を取り、拭き始めました。

一生懸命床を拭く子どもたちの表情や姿は、とても前向きで楽しそうでした。

そして、何よりうれしかったことは、ハプニングに対して相手を怒ったり責めたりすることなく、「今ある状況をどうしたらいいか子どもたちが判断して行動したこと」「ハプニングも友だちと楽しむ」というような子どもたちの姿があったことです。

床を拭き終えた子どもたちからは、達成感に満ちた表情が見られました。

梅干しが出来るまで、保存袋(ジップロック)の状態で今後2~3週間ねかせて、天日干しの作業になります。

無事に梅干しが出来ますように…!と願いながら、子どもたちと天気の良い時に園庭で天日干しが出来る日が楽しみです。

文責:松添

★今回、梅干し作りをするにあたって参考にしたレシピはこちらになります。↓

・冷凍で食を豊かに ほほえみごはん【保存袋で梅干し】「冷凍」の梅なら時短に!少量・減塩のレシピ https://www.nichireifoods.co.jp/media/16545/

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