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2023.10.13
ブログ
さくらんぼ0歳児〜人間関係を育む〜
0歳児の発達は、運動機能・身体機能と共に情緒面・言葉・人との関わりの発達が絡まり合いながら、大きく成長していく時期です。
保育指針 第2章の1の(基本事項)には、0歳児の発達については、視覚・聴覚などの感覚や座る・這う・歩くなどの運動機能が著しく発達し、特定の大人との応答的な関わりを通じて、情緒的な絆が形成されるといった特徴があります。
保育指針には、0歳児(乳児)を見る3つの視点があります。
(1)健やかにのびのびと育つ
(2)身近な人と気持ちが通じ合う
(3)身近なものと関わり、感情が育つ
上記の事を踏まえ、生活や遊びの経験の中で子ども達の意欲や行動の育ちへと発達を促しています。
今回は、”(2)身近な人と気持ちが通じ合う”中から情緒的な絆や言葉の発達について、エピソードを交えご紹介します。
0歳児の人間関係を育む活動例として遊びの活動(わらべうた、絵本など)があります。
〜エピソード〜⭐︎わらべうた「トウキョウト」⭐︎
日頃、保育者が子どもの手を取り遊ぶ”わらべうた遊び”…。先日昼寝から早く目覚めた二人の女の子の「トウキョウト⤴︎」と歌う可愛い声が聞こえてきました。子ども同士向かい合い、一人が友達の手のひらに人差し指を立てる光景が!
思わず耳を澄ますと、その微笑ましい姿にホッコリ見入ってしまいました。
日頃、口ずさんでいる歌遊びを、いつの間にかフレーズやリズム🎵を覚えているのです。言葉の発達や視覚・聴覚の感覚の育ちを特に感じる場面です。
〜エピソード〜⭐︎絵本「いないいないばぁ」⭐︎
状況や行動と言葉を理解する姿も度々見られます。絵本「いないいないばぁ」を喜び、絵本の中で動作の模倣をしたり「ばぁ〜」と声が出る絵本として子ども達も大好きです。
〜エピソード〜⭐︎オヤツ時間⭐︎
朝のオヤツ時間、一人ずつ名前を呼ぶと手を挙げて「ハイ!」と返事をする姿があります。友達の名前の時にも返事をしてくれる子もいます。オヤツの歌や「いただきます」「ご馳走様」「ちょうだい!」と言葉に合わせての仕草も上手になってきました。
【いただきます!】
【おかわりちょうだい!】
生活場面での関わりの中でオムツ交換、着替え、午睡、手洗いなど援助の際には、私たち大人が子ども達の参加を促し、行動一つひとつに言葉を添えています。
入園から半年が経ちました。日々の生活や遊びの中で初めての経験を重ねながら人との信頼関係を形成していく子ども達。少しずつ愛着関係も育ち、これからまた育まれるコミュニケーションツールとしての喃語や言葉に繋がるよう、更に関わりを深めていきたいと思います。
参考文献 ※保育指針 第2章の1の(基本事項)より引用
文責:大迫