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2023.05.10

ブログ

さくら組(5歳児)サークルタイム

さくら組になり、早1ヵ月が過ぎました。子ども達は、周りの手伝い(布団をたたむなど)や年下児のお世話(トイレに連れていく・着替えの手伝いをする)など「園のリーダー」として、意欲的に取り組んでいます。

 

現在さくら組では、毎朝サークルタイム(皆で顔を見合わせて対話する場)を設けています。

主な内容は、「自分の名前」と「今日の朝ごはん」です。子ども達は順番が回ってくると、少し恥ずかしそうにする子や堂々と発表する子など様々です。

サークルタイムでの様子

サークルタイムでは、必要に応じて議題は変えていくのですが、今回は【虫の育て方】と【育てる野菜決め】での様子をお伝えします。

〜虫の育て方〜

さくら組では、現在「カナヘビ」と「てんとう虫の幼虫」を育てています。子ども達はのはら園や園庭で見つけた生き物達に興味津々の様子でした。生き物との触れ合いを通して子ども達から、「育てたい!」と意見が出たのでまずは、”育てる為に必要な物は何なのか”、”食べる物は何なのか”など全て調べるところから始まりました。調べ終わると、調べた内容の意見交換や共有の場を設けていきます。そのことにより、自分達が大切にお世話をしなければという気持ちや責任感が芽生えてきたように感じています。

特にカナヘビのエサは小さな昆虫なので、子ども達や私たち大人も毎日試行錯誤しながら虫探しを行っているところです。虫たちにも1匹1匹命があることを子ども達に伝えながら、育てることの大変さはもちろん、成長する嬉しさも感じられるよう今後も声掛けや関わりを工夫していきます。

〜育てる野菜決め〜

さくら組では、5つのグループがあります。今回グループ分けをしたのは、協同性(グループ内で友達と協力して何かを成し遂げる・野菜を育てていく上で子ども達自身が役割分担をし、お互い協力していく力)を更に引き出したいという意図があります。

子ども達と話し合い、各グループ1つずつ野菜を育てることに決まりました。サークルタイムで、自分達で育てる野菜の案を出し合います。ここで私たちは、候補にあがった野菜について調べ、「収穫時期は…」や「日が当たりすぎたらあまり良くないけどどうする?」など問いかけます。その中で、自己決定能力が育まれるよう、子ども達自身が深く考え、判断し、決められるよう私たちは関わり方を工夫しています。保育者の話を聞き、何度も話し合いを行うことで、全員が納得して野菜決めを終えることが出来ました。

苗を植える所からですが、育てる大変さや収穫した時の達成感を味わえるよう私達もサポートしていきたいと思います。

さくら組になり、「やってみたい!」という思いは強いものの、思うようにいかず悩む様子も見られています。子ども達の興味があることを深めつつ、話し合いを通して協力して何かを成し遂げる力が更に身につくよう関わっていきたいと思います。 文責:西野

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