お知らせ

2023.05.08

ブログ

さくらんぼ組(0.1歳児)友達と気持ちを共有する

新年度がはじまり、主にさくらんぼ組(0、1歳児クラス)に入らせていただいています。

4月中旬、1歳児クラスで友達との関わりが多く見られるようになり、その中で印象的だったエピソードを2つ、お伝え致します。

 

ボールが取れない!

Rくんが遊んでいたボールが机の下に入り、取れなくなりました。私は一瞬、取ってあげようと伸ばそうとした手を止め、このまま子どもたちはどうするのかしばらく見守ることに。

①「取れないなぁ」柵の下から手を伸ばす

②「どうしようか」 様々な方向からじっくり見る。

③柵の上から手を伸ばす。

気付けば友達がたくさん集まってきて、交代でチャレンジします。

 

④「このボールはどう?」と別のボールを持ってきて渡す姿も見られました。1歳児ながら視点を変えて別の方法を考えたり、友達を思いやる姿に驚きました。

一度は納得して気持ちを切り替えて別のボールで遊び始めたRくん。数分後にもう一度戻ってきて、ボールを取ろうと再挑戦していました。

結局この日ボールを取ることはできませんでしたが、あえて見守ることで子どもたちが考えたり友達と関わったりする姿を引き出すことができました。

 

 

笑顔のつながり

1人の子が手を顔に当て、それをみた友達が大笑い。

もう1人の子も手を顔に当て、真似てみます。

 

2人が笑い合っている様子を見て他の子も駆け寄り、どんどん笑顔の輪が広がっていきました。

 

友達の存在に気づき、親しみを持つ中で友だちの遊び方を真似したり同じように動く姿が見られるようになりました。

友達と一緒に過ごす心地よさを味わえることが素敵だと感じた場面でした。

 

明日の保育につなげる

新年度に入り、大人も新しい環境で試行錯誤の毎日です。各クラス職員で時間を設け、活動や保育者の動き・環境構成など様々な視点から振り返りをしています。

 

振り返りとは、必ず、計画を踏まえて行われるものであり、分けて考えることはできません。

 

『 計画と振り返りは表裏一体の関係にある 』

 

と言えるでしょう。

 

「Plan<計画>→Do<実行>→Check<評価>→Action<改善>」のサイクルを繰り返し行い、保育の質は高めていきたいです。

 

参考文献:ベネッセ教育総合研究所 これからの幼児教育

保育内容5領域の展開 保育の専門性に基づいて 高山静子

文責:副主任兼0.1歳児リーダー 市来

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