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2023.05.01

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【さくらんぼ組】0歳児の遊び

今年度から誕生した「さくらんぼ組」。0歳児は【たまご】、1歳児は月齢で【ひよこ】と【こっこ】に分かれ、3グループで一緒に過ごす園生活が始まりました。

こっこの子ども達は少しずつですが自分のことは自分でしてみようという気持ちが芽生え始めていたり、ひよこの子ども達は少しずつ次の活動に見通しを持つことができ始めていたり、たまごの子ども達も少しずつ新しい環境に慣れ始めていたりと、着実に園での生活に小さな一歩を進めつつあります。新しい環境に順応しようとし、友達とも心を通わせようとしている子ども達を見ていると、大人も負けていられないなと改めて感じる日々です。

そんなたくましい子ども達の毎日には「遊び」が欠かせません。
特に0歳児にとっては、見るもの、聞くもの、触れるもの全てが遊びにつながり、遊びながら体を動かすことにより視覚、聴覚、触覚、前庭覚(体の傾きや回転の感覚)、固有受容覚(筋肉などを動かす感覚)が統合され、情緒の安定が生じ、目的を持った活動が可能になります。
そして、目の前の子どもの姿をしっかりと観察しながら、その発達に合った遊びが自然とできるような環境を整えていくことが私たち保育者の役割です。
乳幼児期の運動では、伸び伸びと体を動かし、全身を使って活動することを通して体を動かす気持ちよさを体験し、しなやかな心と体の発達を促すことが大切です。
0歳では、あおむけ、うつぶせ、転がる、はうなど腰を中心とした動きを重視することで安定した体幹を獲得することができます。 
0歳児のほふく室には運動用マットを広げて存分にハイハイやずりばい、転がりができる環境を用意しています。凸凹を作って足裏への刺激を促したりもしています。
子ども達の目線の先で大人がマットの上に横になって待っていると、嬉しそうにハイハイで向かって来てくれます。友達が動いている様子を見ながらパチパチと両手を合わせるなど、少しずつ、友達の存在にも興味が湧いているようです。
今後も引き続き、子ども達が次のステージや活動に移った時にスムーズに順応出来る身体が育まれるよう、大人も一緒に楽しみながら伸び伸びと体を動かしていける環境を作っていければと思います。まずは子どもの目線で遊びを知ろうとし、ゆったりとした雰囲気の中で、好きな遊びを繰り返すその姿を見守っていきたいです。
文責:上岡
【参考文献:保育内容5領域の展開 保育の専門性に基づいて(高山静子著)】

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