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2023.03.23
ブログ
お手伝い隊!保育園の子ども達もお手伝い!
先日、園庭にこのような看板が立ちました。
はなをふまないでね。と書いてあります。これは、まふぃん錦ヶ丘の子ども達で結成された「お手伝い隊」が作ってくれた看板です。お手伝い隊のブログはこちら
(他にも色んなブログがあるので、ブログ検索欄でぜひ「お手伝い隊」で検索してみてください)
青楓緑化へ依頼し、園庭へ徐々に新しい草花を植えてもらいました。植えたばかりの草花はやわらかそうで、子ども達にとっては魅力的…。ついつい抜こうとしたり、気付かず踏み入ったりしてしまいます。そのたびに、声をかけるのですが…遊びに夢中になると、ついうっかり!なんてことも。
そこで、まふぃんのお手伝い隊に相談することにしました。子ども達がつい踏んでしまうこと、踏む前に気付けるようなものが欲しい事(できれば看板…!)を伝えると「分かりました、すぐ作ります」と答えるまふぃんのお手伝い隊の皆さん!頼もしい!
翌週には、すてきな看板を作ってきてくれました。看板のイラストは、保育園の園庭を描いてくれたそうです。看板に気付いた子ども達は、「これなに?」「ふ、ま、な、い、で…」と早速興味を持っていました。
まふぃんのお兄さんお姉さんが作ってくれたんだよー!と教えると、「えー!?」と驚いていました。子ども同士で伝え合ったのか、「これ、まふぃんの人が作ったんだよ」と教えてくれる子もいました。姉妹園、同法人同士今後もいろんな形で交流できたらと思います。まふぃんの皆さん、ありがとうございました!
「お手伝い」すること
まふぃんのお手伝いの様子を見て、保育園でも4,5歳の子ども達へお手伝いを頼むことにしました。
お手伝いの内容は…「園庭の石拾い」です。乳児が遊ぶ際に誤飲の可能性がある為、普段は大人が拾うのですが、今回は4,5歳の子ども達も一緒に拾ってもらいました。
「この大きさも拾っておこう!」「3個も拾った」「沢山拾った!」「ここにもある!」と、宝探しのように楽しんで拾ってくれました。
幼児期の子ども達にとって「お手伝い」をすることは、どういった意味があるのでしょう?改めて考えてみました。
・「こういうことで困ってるんだ」と大人から相談されることは、大人からの信頼を感じる。
・何故困っているのか、と注意深く聞く力を育む。
・相手の思いに気付く力を育む。
・困っていることを発信していいんだ、という安心感を得る。
・危ないことを意識したり、自分より年下の子どもを思いやったりする機会。社会(保育園)の一員としての意識を育む。
・どうにか解決したい!と考えたり、話し合ったりする力を育む。
・いつも過ごしている場所を改めて探求する機会
・無事解決できた!ありがとう、助かったよとフィードバックを受けることで自分を誇らしく思う気持ちを育む。
・大小、量、数、形などの数学的な学びを得る。(石拾いに限り)
改めて考えると、たくさんの意義が含まれていました!「お手伝い」のポイントとして、「お手伝いをしたら大人に褒められる!」というご褒美形式にしないこともあると思います。「お手伝いをしたら何だか自分も良い気持ちだし、周りの人も助かったみたい!」と思えるような、大人からのフィードバックが大切だと思います。いずれ大人になった時に、社会の一員として、自分も他の人もハッピーでいられる事を、自然と出来るようになるといいですね。
今後も、子ども達にとって良い経験となる「お手伝い」を時折頼んでいきたいと思います!いずれは、5歳児クラスの子ども達がほぼ毎日行っている「子ども会議」の時間で「今困っている事」の議題が出て「お手伝い」に発展することもあるのでは…と、ひそかに楽しみにしています。
文責:櫻田