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2022.11.30

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数の木で遊ぼう!(1歳児うめ組)

今月、童具の一つ”数の木”の活動を行いました。

今回は、数の木でどのように遊んでいたのか、子どもたちの活動の様子をお伝えします。

童具については、こちらのHPをご覧ください。⇒https://www.dougukan.com/

 

〈子どものねらい〉

・数の木を積んだりトレイを埋めたりすることを楽しみ、数の木に親しみを持つ。

・指先を使って、集中して遊ぶ。

 

<環境構成>

・子どもたちが自分のペースでじっくり集中して活動が行えるよう、少人数に分かれて行いました。

・机の上に1〜10の数で長さの違う数の木とトレーを用意しました。

 

<子どもたちの様子>

子どもたちはまず最初、色に興味を持っているようでした。様々な色が付いており、長さが細長いことに子どもたちにとって「新しい玩具」といったワクワク感があったように思います。

子どもたちは、数の木を積み木と捉え、積み始めました。

 

 

 

 

 

 

上へ上へと積み上げて高さを出す子どもや、長い積み木の上に小さい積み木を乗せていく子ども、机の上に横一列に並べていく子ども等、一人ひとり自分の遊び方を見つけながら遊ぶ姿がありました。

保育者は、しばらくしてから子ども全員に「トレーの中を積み木でいっぱいにしようか」と簡単に声掛けをし、実際にトレーに数の木を埋めた状態にして子どもたちに視覚でも「これがいっぱいだよ」と伝えました。

それを見て、黙々とトレーの中に数の木を入れ込んでいくRちゃん。

もう少しで「埋まる!」ところまできますが、トレーの隙間をどの数の木で埋めようか悩み「ちがう!!」と言ってトレーをひっくり返しもう一回。

あと少しのところまできてもRちゃんの中で納得いかず、「ちがう!」とやり直しては何度も挑戦していました。

4、5回挑戦をし続けて、ついにトレーにぴったり数の木が埋まりRちゃんも納得した表情を浮かべていました。

 

次に、Rちゃんの隣でトレーに数の木を埋めていくMちゃん。

数の木を選び、「入らない!」と言って「じゃあこれは?」と先程、選んだ数の木より小さいものを選んでトレーの中を埋めていきます。

最後は、1の数の木ひとつ分の隙間が2箇所あり1の数の数の木を探しますが、ありません。

「どうしよう?」とMちゃんなりに考え、「そうだ!!」と長さのある数の木を立てるようにしてその隙間を埋めました。

自分で数の木の立てた時の底面が、1の大きさになることに気付いたのです。

そのMちゃんのひらめきに職員も「なるほど!」と驚かされました。

このように、トレーを完成させた子どもはピン刺しにも挑戦しました。数の木の穴に、ピンを一つ一つ刺していきます。指先を使い、とても集中力が必要な遊びになります。

ピン刺しは「したい!」という声が多く上がりました。指先が発達してきた子どもたちにとって、とても魅力的なようです。

最後に…

数の木遊びの経験を重ねることで子どもたちは次第にコツを掴み、友だちがトレーを埋める際に「う〜ん」と悩んでいると「これだよ!」と数の木を渡したり協力して完成させようとしたりする子どももありました。

自主的に友だちに声を掛けたり進んで行動する姿をたくましく思いました。

今回の活動を通して、〈子どものねらい〉にあった積む・トレイを埋めるの他に、並べる・同じ色を集める姿も見られました。又、数の木の活動に興味を示し50分間集中して遊び込んだり、50分で遊びが終わるのが悲しく涙する子どももいました。

今後も数の木の活動を行いながら、子どもが自分の遊びにじっくり集中して取り組む時間も大切にしていきたいです。(文責:松添)

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