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2021.02.01

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性教育研修を受けて~LGBTQについて~

10月中旬、まふぃん錦ヶ丘でLGBTQについての研修がありました。固定された男女の社会的な表現や、保育園で出来ることについて考えるきっかけとなった研修でした。

講師は井上燈さん。井上燈さんについてはこちらのページをご覧ください。

 

講義を受ける中で、心に強く残ったことを紹介したいと思います。

 

「LGBTQは特別なことではない」

日本の人口で約8.9%(11人に1人)が自分の生物学的性に違和感を持っているそうです。しかし、トイレや公衆浴場など、男性・女性とはっきりと区別しなければならない場面が多くあるということでした。今まであまり考えたことのない「男・女」という区別に苦しむ人もいるのだと知りました。

 

「本人の気持ちが大事」

井上さんから「ランドセルは赤じゃないといけない」と言われたことがずっと記憶にあると話がありました。

現状として、女の子=赤色 というパブリックイメージがあるように感じます。まずはこの固定概念を無くし、考えを広げていくことが大切だと思いました。

また、井上さんの、ランドセルが赤ではないからといって、あなたじゃないことはない。「あなたであることには変わりないでしょう」という言葉を聞いて、改めて男女の固定された社会的表現について考えるきっかけになりました。

 

「子どもに対しては?」

子ども(特に未就学児)に対しての直接的な対応は難しいとのことでした。その子が悩んでいるのか・壁に感じているのかによるので丁寧な対応が必要となるそうです。丁寧な対応とは、話を聞いたり、話し出せるような温かい雰囲気を作ったりすることのように感じます。

 

講義が終わり、グループになり話し合いの時間も設けられました。

そこで

4.5歳児はあらかじめ知識として子ども達に伝えた方がいいのか?

という疑問が議題としてあがりました。

しかし、4.5歳の子どもはまだ「僕は男で、女性が(恋愛の意味で)好き」という感覚はありません。「僕は〇〇くんが好き」という想いを抱いた子が、大人から曖昧な教え方をされると「僕ってゲイなのかな?」と混乱してしまう可能性もあります。まずは大人が基本的な知識を身につけ、子どもを見守っていくようにするという結論になりました。

 

この研修を受けて、私自身も無意識ながら固定概念があることに気付きました。

また、保育園で子ども達の為に何が出来るだろう?と考えました。今までも、「青は男の子、赤は女の子」という分け方をしないよう心掛けてきましたが、今後も「◎◎君は男の子だから、青色で、恐竜マーク」といった決めつけ方をしないよう心掛けたいと思います。

「あなたであることには変わりないでしょう」という考え方は、全ての事に共通すると思います。子どもひとりひとりの、「あなたらしさ」大切にしていきたいです。

まだまだ知らないことが沢山あるので、今後も学んでいきたいと思います。そして、学んだことを園内や保護者の皆様へ共有していきたいです。

 

(田中)

 

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