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2020.10.07
ブログ
たんぽぽ組 虹の光に夢中
ある朝、たんぽぽ組のYちゃんが畳に照らされた太陽の光をジーっと集中して見て、掌で触っていました。背後からそっと手で影を作ると“アレ?”という表情で手を止めていました。それを何度か繰り返していると、ようやく私がいる事に気がついたのか振り返りとびきりの笑顔を見せてくれました。その後は、手の影を能動的に触ろうとする遊びに変わっていきました。
Yちゃんとのこのやりとりをヒントに、今回は“サンキャッチャー”を使って光で遊んでみました。
サンキャッチャーとは?
『光を掴む』という意味のサンキャッチャーは、「レインボーメーカー」とも呼ばれるインテリアアクセサリーです。
部屋の窓辺など太陽の光が当たる場所にぶら下げると、太陽の光がキラキラと反射します。幸せな気を運んでくれるアイテムとしても、また欧米ではとても一般的で、窓辺に吊るしているところをよく見かけます。
サンキャッチャーの起源について調べてみると、「北米大陸の南部に住んでいるネイティブ・アメリカンが初めて作った」という説や「冬季の日照時間が少ない北欧で、少しでも太陽の光を部屋に取り込もうとした」という説などがありました。 風水、開運といった癒しアイテムとしても昨今人気がありますね。室内でも自然との関わりを感じたいというのは、世界共通なのですね。窓辺にぶら下げるといえば、日本の風鈴とも似ています。
虹の光をパクパク⁉︎
さて、ある晴れた日の午前中、たんぽぽ組の部屋に虹の光の玉を散りばめてみました。突然現れた虹色の光に少し驚いた様子でしたが、「あ!うぉー!おお!」など声に出したり、発見した虹色の光を指差しして教えてくれました。光を指で触りつまもうとする子、ジーっと一つの光を見ている子、光の動きを追いかける子、視野が広がるにつれ壁に映る光にも反応して楽しんでいる様子でした。かわいいなと感じたのは保育士の掌に映る虹の光を、つまんで食べようとする仕草でした。私たちも一緒にパクパク食べる真似をすると子供達も面白がってみんながパクパクし、なめようとする子もいました。泣いていた子も、いつの間にか虹の光に夢中になって遊んでいました。
豊かな感性や表現を育めるよう、今後も晴れた日の室内遊びで取り入れていきたいと思います。
お読みいただきありがとうございました。 大木